協力マルチホラーゲーム『Lethal Company』最新アプデでプレイヤーを追跡する“泣き虫ベビー”登場。新たなエリアや物資などの新要素もさまざま追加

『Lethal Company』のバージョン60が配信開始。新たな生命体「Maneater」が追加されたほか、坑道エリアの追加、「Coilheads」などの既存生物や物資出現率の調整などをカバーする内容となっている。

個人デベロッパーのZeekerss氏は8月17日、『Lethal Company』に向けてバージョン60を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本アップデートにおいては、新たな生命体「Maneater」が追加されたほか、坑道エリアの追加、「Coilheads」などの既存生物や物資出現率の調整などをカバーする内容となっている。

『Lethal Company』は、最大4人協力プレイ対応のホラーゲームだ。プレイヤーは「Company」の契約社員として放棄された衛星に向かい、廃工場や野外を探索して物品を回収。期限内に課せられたノルマを達成し、無事に帰還することを目的とする。

このたび配信されたバージョン60では、新たに「Maneater」と呼ばれる生命体が追加された。Maneaterは小柄な虫として、施設内に出現。プレイヤーに強い興味を示し、一定の距離を維持しながらプレイヤーを追跡する。Maneaterはプレイヤーにより持ち運ぶことが可能。プレイヤーによる攻撃、大きな音、強い光、長時間の運搬など、些細なことで泣きじゃくってしまう泣き虫な性格の生命体だ。泣きじゃくった状態のManeaterはプレイヤーが抱きかかえてあやすことで、機嫌を治してくれるようだ。

ただし機嫌を長時間損ねるとManeaterはプレイヤー以上の体格に巨大化、即座に直近のプレイヤーに攻撃を仕掛けてくるようだ。攻撃は即死判定のため、Maneaterを見つけた際は真っ先に機嫌を取ってあげたほうが得策だろう。なおManeaterは本アップデートで追加される新エリア「坑道」で出現することが多いようだ。坑道内部を探索する際は、泣き虫の泣き声に耳を澄ませてみるとよいだろう。


また本アップデートより凶悪な敵であった「Coilheads」にも調整が加えられている。目を合わせていないプレイヤーを半永久的に追跡するCoilheadsであったが、本アップデートから一定の距離を逃げることで“見失う”ように調整がされたようだ。またプレイヤーに見られている間は「ジャンプ」状態に入ることができなくなったため、地形を利用することなどがCoilheadsから逃げるための有効策となるかもしれない。

さらにマップに出現する物資の出現率にも調整が加えられている。これまでは完全にランダムで出現していた物資だが、今後は低確率で「マップ内のすべての物資が同一の物資」となる仕様が追加された。運が悪ければ安い物資が大量に出現することもあれば、すべての物資が金塊となることもありえる、ギャンブル要素が追加されたかたちだ。


また衛星に特殊な気候が発生する確率が低下したほか、「Spore Lizard」などの生命体のAIによるラグが低下するなど、遊びやすさが際立つ調整が加えられているようだ。より詳しいアップデートや調整内容については、公式パッチノート(英語)を確認されたい。

『Lethal Company』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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