『原神』Ver.5.0アプデでは、「ガチャのすり抜け率緩和」などいろいろ大改修へ。武器ガチャは天井が低くなり、聖遺物もぐっと整理しやすく
HoYoverseは8月16日、『原神』の最新情報を公開した。Ver.5.0「栄華と炎天の途」では、戦争の国「ナタ」が登場し、魔神任務・第五幕の第一幕「栄華と炎天の途」と第二幕「白石に埋もれし黒石」が追加。またガチャへの改善や聖遺物周りのテコ入れなど、基本的な仕組みにも大幅な手が加えられる。
『原神』は、HoYoverseブランドより展開されている、オープンワールドアクションRPGである。本作でプレイヤーは、生き別れの兄/妹を探す旅人の視点から、7つの国や元素の存在するテイワットを冒険。相棒のパイモンと共に、各地での冒険を繰り広げている。要素としては、元素反応を活かした戦闘やフィールド上の探索などが搭載。いわゆるガチャシステムも用意されている。
また本作では2020年9月の配信開始より、約1年ごとに大きなアップデートが実施され、新地域が登場してきた。2021年7月のVer.2.0で「稲妻」、2022年8月のVer.3.0で「スメール」、2023年8月のVer.4.0で「フォンテーヌ」が追加されてきた。Ver.5.0では6番目のプレイアブル地域として、戦争の国「ナタ」が登場。炎神マーヴィカや竜へ憑依するシステムなどと共に、滅びの迫るナタでの物語や探索が繰り広げられる。
Ver.5.0「栄華と炎天の途」では、そうしたコンテンツ追加以外に、多数の改善も発表された。先日の「24.08.14開発チームQ&A」でも多数のシステム改善が発表されていたが、Ver.5.0ではほかにも大きなテコ入れがおこなわれるようだ。
まずガチャ関連では、キャラクターガチャへいわゆるすり抜け時に発動する「掴みし明光」という仕組みが追加され、ピックアップ対象のキャラクターが手に入りやすくなる。同仕組みも考慮すると、バージョンアップ以降はピックアップキャラクターの入手確率は55%となり、従来よりもすり抜けが起こりづらくなるそうだ。
さらに武器ガチャでは、「命定値」が従来の最大2から1へ変更される。武器ガチャでは命定値が上限に達すると、次の星5武器出現時に必ず選んだ星5武器がもらえる仕組みとなっている。命定値の上限が2から1に下がることで、欲しい星5武器が手に入りやすくなるわけだ。ガチャと関連した内容としては、Ver.5.0期間中には恒常星5キャラクターが1名プレゼントされる。星5キャラクターのプレゼントは、年に1回実施予定となっている。
大きな改善としては聖遺物関連にも手が加えられ、聖遺物の分解時に経験値素材がもらえるようになる。本作における「聖遺物」は、キャラクターの性能を底上げする装備品であると同時に、聖遺物の強化に使用する強化アイテムでもある。そのためこれまで本作では聖遺物の強化用に、好ましくない追加ステータスや低レアリティの聖遺物も強化用にもっておく必要があった。分解で経験値素材が獲得できるようになることで、バッグが整理しやすくなるわけだ。
聖遺物関連では、新たに「祈聖のエリクシル」が登場し、メインステータス/追加ステータスを定義した聖遺物が作成可能となる。祈聖のエリクシルVer.5.0へのアップデート後、冒険手帖の任務をクリアすると便利アイテム「聖言のタイプライター」が入手できる。同アイテムによって、祈聖のエリクシルを消費してのステータスを指定した聖遺物作成や、ある程度強化した聖遺物からの祈聖のエリクシル抽出が可能。Ver.5.0では聖遺物の厳選や整理もしやすくなるわけだ。なお祈聖のエリクシルは、天空紀行やナタの探索でも入手できるそうだ。
そのほか改善点としては、特産品の位置をマップ上で確認できる機能や、紀行の基本報酬をモラ/冒険家の経験値/仕上げ用魔鉱/祈聖のオイルから3種類選ぶ機能が追加。モンド/璃月の探索以外にもスタミナの獲得方法が追加され、紀行の天賦素材が選択可能になり、幻想シアターの調整なども実施される。また魔神任務を実装バージョンでクリアすると原石が追加で500個もらえる機能も追加。今後登場する新キャラクターの見聞任務/伝説任務を実装バージョンでクリアした際には、キャラクターの育成素材などが獲得可能となる。
初めたばかりの旅人向けには、クイックスタートによって、璃月のメインストーリークリア後、冒険ランク28になっているとすぐにナタのストーリーがプレイ機能も追加。Ver.5.0では先日告知されていた世界ランク9の登場などに加えて、ガチャの改善などほかにも多数の改善が実施されるわけである。
『原神』は、PS4/PS5/PC/iOS/Android向けに配信中だ。Ver.5.0「栄華と炎天の途」は、8月28日配信予定だ。