HoYoverseは8月14日、『原神』Ver.5.0へ向けた「24.08.14開発チームQ&A」を公開した。同発表によると、新バージョンからは世界ランク9が新たに開放。あわせて遺跡守衛やフライムなど、一部敵の基礎ドロップ率上昇も実施され、キャラクター育成用の素材が手に入りやすくなるようだ。
『原神』は、HoYoverseブランドより展開中のオープンワールドアクションRPGである。本作の舞台は、7つの国や元素が存在する世界テイワット。主人公はあるきっかけからテイワットを訪れた旅人だ。本作で旅人は、生き別れた兄/妹の消息を追ってテイワットの各地を冒険。相棒のパイモンと共に各国の騒動などにも関わる、壮大な旅を繰り広げている。本作は2020年9月に配信開始され、現在ゲーム内には5番目の地域となるフォンテーヌまでが実装中。6番目の地域「ナタ」登場へ向けて、情報公開がおこなわれている。
「24.08.14開発チームQ&A」ではシステム面の改善を中心に、Ver.5.0へ向けた『原神』の最新情報が公開された。大きな情報としては、世界ランク9の開放が明かされた。新バージョン以降、冒険ランク58に到達した旅人は、世界ランクを9に引き上げるか選択できる。世界ランクを8から9へ上昇させるとオープンワールド上の敵や精鋭、ボスのレベルが約10上昇。たとえばボス討伐時にキャラクター育成素材を3つ異常入手できるなど、敵を倒した際の報酬が豊富になるという。
世界ランクは、一定の「冒険ランク」に到達すると上昇可能となる、世界の手強さを示す数値だ。冒険ランクは、オープンフィールド上での探索や任務などによって上昇。世界ランクが上がると敵が強くなると共に、キャラクターのレベル上限解放といった恩恵が得られる。冒険に慣れると、より難しい世界での冒険に挑戦できるシステムである。
世界ランクの上限は、リリース当時より8のままだった。Ver.5.0では約4年越しに、世界ランクの上限が開放されるわけである。またVer.5.0からは、フライム/アビスの魔術師/海乱鬼/遺跡守衛など一部敵の基礎ドロップ率がアップし、素材が効率的に集められるようになるそうだ。世界ランク9の登場とあわせて、オープンワールドでの素材収集がしやすくなるのだろう。
また「24.08.14開発チームQ&A」によると、Ver.5.0では特産の探知機能追加および、マップピン数の上限アップが実施。メジャーアップデート恒例となっている合成台の「聖遺物廻聖」アップデートが実施され、新たに深林の記憶や黄金の劇団、ファントムハンターなど8種類の聖遺物セットが合成先候補へ追加される。
そのほか時間のかかる任務を知らせる「長時間任務の知らせ」が届く機能が登場。プロフィール画面の改善、鍛造画面/武器強化画面/濃縮樹脂合成画面の改善、料理の使い方と料理システムの改善なども実施される。新しいコンテンツの登場にあわせて、さまざまな改善もおこなわれるわけだ。詳細については、公式サイトなどで公開中の「24.08.14開発チームQ&A」を確認してほしい。
『原神』は、PS4/PS5/PC/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。