ローグライクブラックジャック『Dungeons & Degenerate Gamblers』ハチャメチャさ評価されSteam好評スタート。なんでもあり特殊カードで、何が何でも21を目指す
パブリッシャーのYogscast Gamesは8月9日、Purple Moss Collectorsが手がけるローグライクデッキ構築ゲーム『Dungeons & Degenerate Gamblers』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作では一風変わったブラックジャックが楽しめるとして、Steamユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得するなど、さっそく人気が集まっている。
『Dungeons & Degenerate Gamblers』は、ローグライク要素を含んだデッキ構築バトルゲームだ。本作の舞台は、ギャンブル好きが多く集う賑やかな酒場。プレイヤーはそこで、ブラックジャックが大好きな町の住人たちとカードバトルを繰り広げる。町民との対戦を進めることで、このカジノの謎めいた運営者の正体を解き明かしていくこととなる。そんな酒場で、プレイヤーは自分だけのデッキを用いて、ブラックジャックのルールに基づいたカードゲームでCPUと対戦をおこなう。
通常のブラックジャックでは、手持ちのカードに書かれた数字の合計が21に近づくようにトランプを順に引いていく。しかし本作では、なぜかタロットカードや名刺といった、合計300種類以上の異質なカードが存在。
これらのカードはバトルなどの後にデッキに追加することができ、それぞれ山札から引かれることで特殊効果を発動する。プレイヤーはそうしてデッキを自在にカスタマイズして、戦いを有利に展開させることができるのだ。また初期に選択できるデッキも、それぞれ異なった効果をもつ。デッキと追加のカードの相性なども考えながら構成していく戦略も重要になるだろう。
そんな本作は、リリース直後より早くも人気を集めているようだ。ピーク時の同時接続プレイヤー数は初日から1800人以上を記録し、翌日2000人を突破(SteamDB)。また本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約330件のうち81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
レビューにおいては、多種多様なカードによる、本作のユニークな戦略要素が高く評価されている。またレビューの中には、ビジュアルのスタイルや、カードゲームをモチーフとしたシステムなどから、『Balatro』と比較するものも散見される。
本作と同じくローグライクデッキ構築ゲームである『Balatro』は、ドローポーカーとブラックジャックという題材の違いがある。また『Dungeons & Degenerate Gamblers』はCPUとのバトル形式をとっているという、システム面の違いもある。しかしながら、デッキ構築の奥深さや、何度も繰り返しプレイしてしまう中毒性の高さから、『Balatro』のプレイヤーにも好評を博しているようだ。
『Dungeons & Degenerate Gamblers』はPC(Steam)向けに配信中。本作を10%オフの税込1530円で購入できるリリース記念セールは、8月23日までとなっている。