基本プレイ無料“街”オープンワールド『NTE』で始めるもうひとつの人生。「カーレースに命とプライド、賭けてみた」

「ヘテロシティ生活日記」第2回となる今回は、カーレースに命を懸けるヘテロシティの走り屋たちとの戦いをお届けする。

Perfect World Gamesは7月3日から7月17日の間、『NTE: Neverness to Everness』のクローズドベータテスト「収容テスト」を実施している。本作の魅力をお届けする「ヘテロシティ生活日記」第2回となる今回は、カーレースに命を懸けるヘテロシティの走り屋たちとの戦いをお届けする。

NTE: Neverness to Everness』は、Unreal Engine 5で開発中のオープンワールドRPG。基本プレイ無料形式で配信予定。開発はHotta Studioが担当。現時点で告知されている対応プラットフォームは、PS5/PC/モバイルだ。

NTE: Neverness to Everness』の舞台となるのは、異象(アノマリー)と人間が共存する大都市ヘテロシティ。記憶を失いヘテロシティに流れ着いた主人公は、ひょんなことから巻き込まれた異象事件を見事に解決。その異象に対する能力の高さを買われて、骨董品屋エイボンの異象ハンターとなり、ありとあらゆる異象に関する依頼を解決していく。

ヘテロシティの風になれ

晴れてエイボン所属の異象ハンターとなった主人公。自分の部屋に加えて、赤いスクーターも支給してもらえた。さっそく街に繰り出し、ヘテロシティの風を感じる。自然と文化が美しく融合するこの街は、ドライブにもぴったりだ。

電車に身を任せる路線旅も気楽で楽しかったが、自分の思うままに街を走るツーリングにはまた違った爽快感がある。目的もないままに街を走っていると、気になる噂が聞こえてきた。耳を傾けると、どうやら車の改造やレースについて話し合っているようだ。

ヘテロシティはレースが盛んなようで、6つのレースチームがそれぞれの縄張りで日夜カーレースを繰り広げているようだ。興味をそそられ、未聞浦を縄張りとするレースチーム「サンデー」に声をかけてみるも、さすがにスクーターでの参加は受け付けていないとのこと。

カーショップに赴き、とりあえず一番安い「C2000」を購入。サンデーはヘテロシティでもっともレベルの低いチームだという前情報もあり、レースのチュートリアルぐらいの感覚で挑んだ勝負だったが……。

かなりの接戦の末、かろうじて勝利をつかみ取れた。まだ運転に慣れていない面もあるとはいえ、ヘテロシティのレースチームのレベルの高さを感じずにはいられない結果となってしまった。

生半可な気持ちで足を踏み入れていい世界ではないことを思い知らされ、カーレースときちんと向き合うことを決意。「C2000」の5倍以上の値段を誇る「ST79」を新たに購入し、さらには車両改造ショップでフルカスタムを施した。実際に何がどうよくなるのかを理解しないままに一番高いオプションを片っ端から頼む客はお店にとっては良いカモだっただろうが、勝利のためには恥もお金も惜しんではいられないのだ。そんな筆者の覚悟を乗せた愛車の初レースが、今始まった。

走り出しの時点で、明らかに違う。前回のレースではデッドヒートを繰り広げていた坂本選手を大きく引き離し、そのまま差を広げ続ける。トップスピードも比べ物にならないほど速く、後半はもはやレースの様相を呈していなかった。

速さに魅入られるのは人間だけではない……?

ぶっちぎりの勝利の勢いそのままに各地のレースチームに挑み、順調に勝利を重ね続ける。各チームの縄張りごとにコースの特徴は異なるものの、我が愛車の圧倒的な性能の前にはささいな違いでしかない。このままヘテロシティを走りで制覇するのも悪くないなどと考えながら次のチームを探していると、突如異様なバイクが目の前に現れた。車輪の軌跡は青黒の炎を巻き上げ、それを駆るライダーには首がない。間違いなく異象だ。特徴を照合すると、どうやら「デュラハン」と呼ばれる異象のようだ。

異象ハンターには、街の住民を脅かす異象を収容する義務がある。こちらをあざ笑うかのごとく逃げ去るデュラハンを追いかけ、トンネル内に開かれたポータルに突入。異空間に追い詰めて戦闘開始だ。バイクを自在に乗り回す攻撃に惑わされたものの、なんとか倒して収容に成功した。せっかく仕事から離れてレースの世界で羽を伸ばしていたというのに、まさか異象をレースで追い詰めることになるとは予想していなかった。この街で生きていくには、何が起こっても動じない心構えをもっておく必要があるようだ。

なお、カーレースはオンラインでのランダムマッチングとフレンド対戦にも今後対応する予定。カスタムもりもり、運転技術も極まったプレイヤー同士の対戦、ぜひ見てみたいものだ。

NTE: Neverness to Everness』はPC/PS5/モバイル向けに基本プレイ無料で配信予定だ。

Daijiro Akiyama
Daijiro Akiyama

ゲームをすることと、ゲームの話をしたり聞いたりすることが同じぐらい大好きです。

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