『League of Legends』今年最後のお祭りがスタート!「International Wildcard All-Star Melbourne」観戦ガイド

オーストラリアはメルボルンにて、11月26~29日の日程で行われる『League of Legends』国際大会「International Wildcard All-Star Melbourne」。本記事では、日本時間11月26日9時から始まったIWCAの開催概要について簡単に解説する。

オーストラリアはメルボルンにて、11月26~29日の日程で行われる『League of Legends』国際大会「International Wildcard All-Star Melbourne」(以下、IWCA)。すでに今年の公式戦シーズンは10月に行われた「World Championship 2015」をもって終了し、ここから始まるのは今シーズン最後のお祭り「All-Star」である。IWCAでは、オセアニア・東南アジア・ブラジル・トルコ・日本・ラテンアメリカ・ロシアの7地域で行われているトップリーグのオールスターチームが集い、腕を競い合い、12月11~15日にかけてロサンゼルスで行われる「2015 All-Star Event」を目指す。本記事では、日本時間11月26日9時から始まったIWCAの開催概要について簡単に解説する。

 

出場地域と出場選手

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出場地域は9月に行われた「International Wildcard Tournament」と変わらず、またファン投票の対象となる選手もその時にチームに参加していた選手になるので、2か月前に名前を見かけた選手も多く見られる。IWCAをはじめとするオールスターイベントでは、オールスターチームを組むにあたってファン投票が行われるが、オールスターチームには同チームから2人までという規定が存在するため、ブラジルやオセアニア地域では得票2位の選手もオールスターチーム入りしている。

 

ゲームモード

IWCAでは3つのゲームモードで試合が行われる。各地域チームのみで競い合うわけではないため、各モードにはポイントが設定されており、最もポイントを多く獲得した地域がIWCA優勝を勝ち取り、12月のAll-Starへの参加権を得る。

 

サモナーズリフト(5対5)

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競技シーンでは最もオーソドックスなゲームモード。マップ「サモナーズリフト」での5対5の戦いとなる。このモードでは各地域のオールスターチームが戦う総当り戦のグループステージが行われ、最も勝利数が多い2つのチームが3本先取の決勝戦に進出し、優勝チームを決定する。最終的に決定した順位により、各地域は以下のポイントを獲得する。

1位: 90ポイント
2位: 50ポイント
3位: 30ポイント
4位: 20ポイント
5位: 15ポイント
6位: 10ポイント
7位: 0ポイント

 

1対1

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純粋に目の前の相手に対する状況判断や、細かな操作の腕前が問われる「1対1」モードには、出場する選手35名全員が参加する。マップは一本道の「ハウリングアビス」が用いられ、First Blood獲得(先に相手をキルする)、先に100 CS(ミニオンのキルカウント)に達する、先に相手のタワーを壊すのいずれかを達成した選手が勝利となる。

対戦方式はトーナメント方式のBo1(トーナメント表)。最終的な順位が決定すると、順位により各地域は以下のポイントを獲得する。
1位: 50ポイント
2位: 30ポイント
3/4位: 20ポイント
5~8位: 10ポイント

 

特殊モード:Ultimate Bravery

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Ultimate Braveryは、サモナーズリフトで行われる5対5のオーソドックスなゲームモードとなる。ただし、参加するプレイヤーは、渡されたカードに書かれた「ビルド」を守らなければならない。カードに書かれた「ビルド」は完全にランダム生成されたもので、使用チャンピオン・スキル習得順・アイテムビルドが全て書かれている。ポジションや使用チャンピオン、試合進行にかかわらず、必ずそれを守らなければならないというルールとなる。

このゲームモードでは、地理的に近い地域が「Team Asia(日本・オセアニア・東南アジア)」「Team Europe(ロシア・トルコ)」「Team South America(ブラジル・ラテンアメリカ)」の3チームにまとめられて対決する(出場選手は未発表)。5対5のゲームモードとなるため、各地域の獲得ポイントは通常の「サモナーズリフト」に準じる。

 

スケジュール

以下のスケジュールは発表時点でのものであり、配信トラブルや試合進行によっては変更されることがある。時刻は全て日本時間。

 

1日目(11月26日)

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初日は朝9時から、まずは1対1トーナメントが5試合行われる。日本のLJLからはD4ra選手がトルコ「Dark Passage」のNaru選手と対決する予定だ。

その後は通常のオールスター戦が行われ、12時からはブラジルvs日本の試合が行われる。14時からはUltimate Braveryのヨーロッパvs南米。17時からは通常の日本vsオセアニアの試合がある。20時からは1対1トーナメントがさらに5試合行われ、LJLからはEvi選手がトルコ「Beşiktaş e-Sports」所属のThaldrin選手と腕を競う。予定通りにスケジュールがすすめば、21時過ぎには初日は終了となる見込み。

 

2日目(11月27日)

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2日目も1日目と同じく9時からの開幕となる。5試合行われる1対1トーナメントでは、LJLのMueki選手が東南アジア「Boda Marines」のArchie選手と、Ceros選手がブラジル「KaBuM! Orange」のLEP選手と戦う。

その後は通常のオールスター戦が続き、11時からは日本vs東南アジアの試合が行われる。14時から行われるUltimate Braveryはアジアvsヨーロッパ戦となっている。16時からはトルコvs日本。18時からは1対1トーナメントがさらに5試合行われ、LJLのRainbrain選手がロシア「Hard Random」所属のKira選手と戦うことになっている。

 

3日目(11月28日)

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3日目も朝9時からの開始となる。2日目までに勝ち抜いた1対1トーナメントが4試合行われる予定。10時からはラテンアメリカvs日本の通常試合が行われる。14時からはUltimate Braveryの南米vsアジアが行われ、16時からは日本vsロシアの通常試合。最後には18時から1対1トーナメントが4試合行われ、準々決勝に進出する選手が決まる。

 

4日目(11月29日、最終日)

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最終日は10時より、まずは1対1トーナメントのプレイオフが行われる。12時からはUltimate Braveryの決勝戦、13時からは通常のサモナーズリフト戦の決勝戦が行われる。

最後まで勝ち抜き、IWCAチャンピオンの称号を獲得するのは、はたしてどの地域になるだろうか。IWCA公式サイトには各地域の順位表が用意されており、試合結果が出次第順次更新される。大会配信はTwitchの公式チャンネルで行われる予定で、LJLのeyes氏・Revol氏による公式日本語実況解説配信も行われる。11月28日には、LJL主催のパブリックビューイングパーティーが秋葉原の会場で開催される。他にもLJL公式Twitterでは、現地メルボルンで戦いに備える選手たちの様子や、戦いの間に休息を取る選手たちの素顔なども投稿されている。

 

初日および2日目は平日の昼間に開催されるため、夜に行われる試合しか見られないという向きも多いだろうが、オールスターは公式シーズン終了後の楽しいお祭りだ。国際舞台で腕前を披露する選手たちの戦いを、気楽に眺めてみてはいかがだろうか。

Sawako Yamaguchi
Sawako Yamaguchi

雑食性のライトゲーマー。幼少の頃からテレビゲームに親しむが、プレイの腕前は下の下。一時期国内外のTRPGに親しんでいたこともあり、あらゆるゲームは人を楽しませるだけでなく、そのものが出発点となって人と人を結びつけ、新しい物語を作る力を持っていると信じている。2012年から始めた『League of Legends』について、個人ブログやTwitterにて日本語で情報発信を続けている。

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