先日の東京ゲームショウで「クローズドモニタリングテスト」の開催が発表され、日本サーバーがいよいよ現実に近づいてきた感がある世界最大規模のMOBAゲーム『League of Legends』(以下、LoL)。国際大会「International Wildcard Tournament」での日本代表チームはグループステージ突破を果たせなかったものの、国内のトップチームによる国際大会への参加やリーグの隆盛などとあわせ、大きな転換点を迎えようとしている。
AUTOMATONでは、これからLoLのプレイを始めようという人向けの記事を過去に掲載したが、ゲームの楽しみ方はプレイするだけではない。「英語のゲームだし、いきなりプレイするのはちょっと難しそう」「とりあえず試合を観戦してみたい」そういった人も少なくないはずだ。スポーツの観戦だって手に汗握る体験の一つ。今年の世界最強チームを決定する世界大会は、10月1日より1か月にわたって開催される。最高峰の試合を観戦する楽しさを知るなら、まさしく今が最高のチャンスといえよう。というわけで、弊誌のLoL特集「Super LoL Rocket!」では、観戦手引といえるシリーズ記事を数回にわたってお届けする。第1回である今回は、LoLの試合を観戦できるサイト等を紹介する。
1試合あたりの観戦時間は現在のバランスで40分前後、サッカーのハーフぐらいのイメージになる。他のゲームより少々長いと感じるかもしれないが、白熱した戦略とスキルのぶつかり合いに夢中になれれば、時間を忘れて楽しめる娯楽となるだろう。筆者もヨーロッパの試合中継(日本との時差は7時間)を見ていて、ほどほどにしなければと思いながらも夜更かしすることがよくある。
League of Legendsの試合を観戦できるサイト
LoLは地域ごとにそれぞれプロリーグがあり、シーズン中の試合は複数のライブ配信サイトで毎週中継されている。過去の試合を見るには、YouTubeなどの動画サイトで検索する方法がある。しかし、大会名やチーム名などを知らなければ検索しづらく、初めて観戦するという方には不向きかもしれない。それならば、Riot Gamesが公式に主催している「League of Legends Championship(LCS)」のサイトを訪れるのが手っ取り早い。ここでは北米およびヨーロッパのリーグで行われた試合の録画を視聴することができる。Riot Games公認のトップリーグが行われている場合は試合中継が表示されるので、ライブ配信を見たい場合にも便利だ。また、Twitterの@LoLeSportsアカウントをフォローしていれば試合速報や観戦ページへのリンクなどを知ることもできる。
日本国内で行われているリーグ「League of Legends Japan League(LJL)」も、配信チャンネルを持っている。現在はオフシーズンだが、来季シーズンが始まればTwitch、ニコニコ動画、AfreecaTV、Azubu.tvといったサイトで様々な試合が配信される。過去の試合を視聴できるYouTube公式チャンネルも開設されている。世界大会が始まれば日本語解説の配信が行われるかもしれない。国内向けの情報については、LJL公式のTwitterアカウントをフォローしてみるのもよいだろう。
今回は手始めに、『League of Legends』の試合を見るためのサービスを紹介した。冒頭でも述べたように、これから世界最高峰の試合が中継されようとしており、観戦を始めるにはベストのタイミングだといえる。思えば筆者も3年前、Season 2の世界大会を観戦したことがきっかけでLoLの魅力にとりつかれてしまった。
次回は試合の大まかな進行についての紹介を予定している。
[記事原案: ユラガワ@Wired-Lynx]
[構成編集: 山口佐和子・岡野繁浩]
『League of Legends』観戦の手引き
vol.1: いよいよ始まる世界大会、『League of Legends』の試合をネットで観戦するには?
vol.2: 『League of Legends』ネット観戦の予備知識、まずは試合の基本的な流れを知ろう
vol.3: 『League of Legends』TOPやJUNGLEなど、チームメンバーが担当する5つのポジションとは
vol.4: 世界大会開催中の『League of Legends』をネット観戦、試合序盤で注目すべきポイントとは
vol.5: 世界大会配信で盛り上がる『League of Legends』、試合中盤の見どころを解説
vol.6: 『League of Legends』試合終盤を彩るのは華々しいぶつかり合い。劇的な幕切れを目撃せよ