『黒い砂漠』BBQ2025・大阪会場は8時間の「宴会」だった。1ポンドステーキもコミュニティの絆も味わえる、あたたかい催し
12月13日、『黒い砂漠』のオフラインイベント「黒い砂漠BBQ2025 拠点接続 in 大阪」が開催された。

12月13日、『黒い砂漠』のオフラインイベント「黒い砂漠BBQ2025 拠点接続 in 大阪」が開催された。当日は、多数の冒険者(本作のプレイヤー)とGM(ゲームマスター・本作運営)が会場に集い、食事を共にしながら交流を深めていた。
『黒い砂漠』は、韓国のゲーム会社Pearl Abyssによって開発・運営されるオープンワールドMMORPGだ。日本国内では2015年よりサービスが開始され、今年5月8日にサービス10周年を迎えている。冒険者たち同士で交流を楽しむオフラインイベントはこれまで首都圏で多く開催されてきたが、今回は宮城と大阪の2会場で実施。10月11日には宮城会場で、12月13には大阪会場で「黒い砂漠BBQ2025」が開催された。本稿では、大阪会場でのイベントの様子をお伝えしたい。

今回のイベントは前半と後半の2部構成となっており、前半はバーベキューとあわせてクイズ大会や抽選会が、後半は会場を移して「2025カルフェオン宴会」のパブリックビューイングがおこなわれた。
温もりと煙に包まれた会場
まずBBQ会場に足を踏み入れると、すでに多くの冒険者たちが着席しており、和気あいあいと談笑する光景が目に入った。今回はフレンドやギルドのメンバーによる団体申し込みも可能で、各テーブルでは顔なじみのメンバー同士があいさつを交わしていた。また、オフラインイベント恒例の名刺交換も盛んにおこなわれていた。本イベントの名刺は手書きとなっており、家名やメッセージなどを自由に記入可能。初対面の冒険者同士でも、名刺交換をきっかけに会話が弾み、交流の輪が広がっていく様子が見られた。

会場で目を引いたのは、所狭しと並べられた料理の数々だ。骨付き肉やピラフ、焼きそば、サラダなど、バラエティ豊かなメニューがずらりと用意されていた。参加者はバイキング形式で好きな料理を自由に取り分けることができ、お皿いっぱいに料理を盛り付ける人の姿も多く見られた。そして、今回の目玉はなんといっても1ポンドステーキだ。BBQらしくその場で焼き上げられ、会場には香ばしい煙が立ち込めていた。参加者は席で食事をしながら一連の催しを楽しむことができ、会場全体は終始にぎやかな雰囲気に包まれていた。


本イベントには、GMムラスカ氏をはじめとする7名のGMが参加。GMたちによる自己紹介が終わると、チーム対抗のクイズ大会が始まった。各テーブルはあみだくじで1名の代表者を決定し、代表者は同じテーブルのメンバーと相談しながら、全部で11問のクイズに回答していくことになる。正解数の多かったチームには、豪華報酬が用意されているとのことだった。
ところが、今回のクイズは難易度が非常に高かったようだ。効果音だけを聞いてスキル名を当てる問題や、アイテムの販売価格を問う記述問題、さらにはGMムラスカ氏の最近の悩みは何かといったユニークな問題まで出題。歴戦の冒険者たちも、頭を悩ませながら意見を出し合っていた。その結果、なんと最大正解数は全11問中わずか3問にとどまった。3問正解のチームに与えられた報酬は、食後のデザートを先に取る権利。なお、デザートはちゃんと全員分用意されており、食事の締めくくりとして会場の雰囲気を和ませていた。


次の企画は、プレゼント抽選会だ。入場時に配布された抽選券の番号とGMが読み上げた番号が一致すれば、該当する賞品が手に入るというルール。表示された賞品一覧には、約40種類のグッズが並んでいた。ぬいぐるみキーホルダーやトートバッグ、新作パーカーなどの多彩な賞品が用意されており、どれが当たっても嬉しいと思えるような魅力的なラインナップであった。
続々と番号が呼ばれ、その場で景品が手渡されていった。当選した冒険者たちは嬉しそうな表情を浮かべており、拍手で見守る周囲の様子も温かい。こうした場で受け取るプレゼントは、参加者にとって特別な記念品となったことだろう。


世界中の冒険者をつなぐ生放送
さて、充実した食事のひとときを終えた冒険者一行が次に向かうはパブリックビューイング会場。イベント後半にあたる「2025カルフェオン宴会」の時間がやってきた。同番組は、『黒い砂漠』のアップデート情報を発表する生放送である。本拠地韓国から、日本を含む8地域に向けてライブ配信がおこなわれた。
ステージには『黒い砂漠』ライブサービス統括担当のチャン・ジェソク氏と、ゲームデザイン室長のヤン・ワンス氏が登壇。新クラス「セラフィム」の情報や今後の豪華報酬について視聴者とともに確認したほか、アップデートにかける想いや冒険者へのメッセージなども語った。放送の模様は公式YouTubeでアーカイブ配信されているため、気になる方はそちらをチェックしてみてほしい。

生放送はおよそ3時間におよび、前半のBBQと合わせると約8時間の長丁場となった今回のイベント。しかし、参加者の熱意や和やかなムードが途切れることはなく、長時間であることを感じさせない活気が続いていた。「宴会」の名を冠しているのは生放送だけだが、イベント全体を通しても、その呼び名にふさわしい盛り上がりが感じられる一日であった。
今回のイベントは、「黒い砂漠10周年感謝祭」などの大規模なイベントと比べると、より密度の高い交流が印象的であった。会場内では参加者同士の距離が物理的にも心理的にも近く、多くの冒険者やGMが長きにわたって築き上げてきた信頼関係こそが、こうした空気感を形作っているのだろうと感じられた。外は冬らしく冷え込んでいたが、「黒い砂漠BBQ2025 拠点接続 in大阪」はそんな寒さも忘れさせてくれるような、温かい雰囲気に包まれた会となった。
『黒い砂漠』国内PC版は、Pearl Abyss JPより配信中だ。
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