『VALORANT』新マップ「サンセット」先行体験会感想。中央エリアの主導権争いがカギになる

Riot Gamesは8月30日、『VALORANT』のEPISODE 7 ACT Ⅱをスタートする。本稿では先行体験会の内容に基づき、同ACTにて実装予定の新マップなどを紹介する。

Riot Gamesは8月30日、『VALORANT』のEPISODE 7 ACT Ⅱをスタートする。その中で、新マップとして「サンセット」が実装予定だ。今回はメディア向けの先行体験会という形で、一足お先に新ACTを体験してきた。本稿ではその内容についてお伝えする。


新マップ「サンセット」

プレスリリースの資料によると、サンセットはRiot Gamesの本社所在地であるアメリカ・ロサンゼルスの風景がモチーフとなっているそうだ。マップ内を探索してみると、フードトラック、アールデコやミッション形式の建築物を確認することができた。さらに、マップ内に散りばめられているグラフィティは地元アーティスト数名が作成しているという。ロサンゼルス特有の文化的要素が多く盛り込まれていることが見て分かる。

ディフェンス側スポーンにあるフードトラック
サンセット内の壁には何種類ものグラフィティが散りばめられている
サンセットはマップ外部の風景にも開発者のこだわりが垣間見える


マップ概要

新マップ・サンセットの戦略的な面について見ていこう。本マップは中央エリア(ミッド)のコントロールを軸に据えたマップとなっていると、プレスリリースの資料では説明されている。


サンセットのマップ

たしかに、マップを見てみると中央エリアから各サイトに通じる道が複数存在している。アタック側が中央エリアの主導権を握ることができれば、中央エリアからサイト内へ進入するパターンが増えるであろう。対するディフェンス側もそれを阻止するために、積極的に中央エリアのコントロールに努める必要があるだろう。

中央エリアにある開閉可能なガレージドア。攻撃側は中央エリアからBサイトに進入する際にカギとなるだろう。


新バトルパス概要

また、新ACTに伴い、新たなバトルパスも登場する。次回のアップデートがさらに楽しみになるような、バトルパスの報酬ラインナップを紹介しよう。

左:ティア1の報酬は「パノラミッククラシック」、右:4つのカラーヴァリアントをもつ「トランジションブルドッグ」
左:ティア50の報酬は「トランジションナイフ」、右:報酬スプレーの一部。ネットミームが元ネタになっているものもある


新スキンセット「インペリウム」

今回の先行体験会では、新スキンセット「インぺリウム」の内容についても確認できた。ヴァンダル、シェリフ、オペレーター、ジャッジ、そして両手持ち近接武器「ブレード・オブ・インぺリウム」などが含まれる。


注目すべきはそのフィニッシャーの迫力だろう。フィニッシャーが決まると、翡翠(ひすい)とエメラルドに封印されし古代の荘厳な龍が召喚され、敵プレイヤーは地面のクリスタルに封じ込まれる。


なお、デベロッパーのコメントによると、開発当初はここまで龍を大きくする予定はなかったそうだ。初期ではゲーム内の環境に合わせて、もっと小さな龍でデザインを考えていたという。しかし、それでは龍が蛇のように見えてしまい、構想にあった壮大さとは真逆の印象になってしまったとのこと。そうした経緯があって、このような大規模なフィニッシャーとなったという。


まとめ

以上が、先行体験会で入手できた情報となる。新マップ「サンセット」および新バトルパス、新スキンなど、次回のアップデートが待ち遠しくなる内容ばかりであった。なお、以上の内容が含まれるアップデートのリリース日は、日本時間8月30日を予定している。

VALORANT』は、Riot GamesからPC向けに基本プレイ無料にて配信中。

Shinichiro Nakamura
Shinichiro Nakamura

シューターとRPGをこよなく愛するゲーマーです。シューターは『VALORANT』と『CS:GO』が特に大好きです。RPGは『ファイナルファンタジー』シリーズが好きです。

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