オンラインRPG『ロストアーク』3月アップデートで実装される、人工太陽輝くヨーン大陸と夢幻の島はどんな場所なのか。先行潜入

オンラインRPG『ロストアーク(LOST ARK)』3月アップデートで実装される新大陸ヨーンをお先に体験。大陸の様子についてスクリーンショット多めでお伝えしよう。

ゲームオンから国内向けに配信中のオンラインRPG『ロストアーク(LOST ARK)』。同作では、昨年12月のアップデートで、新たにロヘンデル大陸が登場。メインストーリーやエンドコンテンツの拡張も行われ、規模の大きなアップデートとなっていた。

オープンサービス開始から約半年後となる3月には、待望の新大陸ヨーンを含むアップデートが配信予定となっている。12月のアップデート同様、大規模なものとなっているが、新大陸ヨーンとはどのような場所だろうか。今回、ゲームオンから特別に先行プレイの機会をいただいたので、大陸の様子についてスクリーンショット多めでお伝えしよう。


まずは気になるエンドコンテンツについて伝えておこう。筆者が今回の先行プレイで確認出来たのは、カオスダンジョン「ヨーン」大地(装備Lv550以上)および時間(装備Lv825以上)、アビスダンジョン「傲慢の方舟」(装備Lv825以上)、ボスラッシュ「沈黙の回廊」(装備Lv802以上)。今回先行プレイの対象となっていたのは主にヨーン大陸の散策であり、前提クエストが終了していなかったこともあり、内容の確認は出来なかった。また、おそらくすでに放送などで発表されていると思われるが、カオスダンジョンやアビスダンジョンなどの更新についても、コンテンツがこれまでのティア1ではなく、ティア2になっている点などは改めて確認できるだろう。また、スクリーンショットでは報酬欄が奇妙なことになっているが、これは先行プレイのクライアントでは、カオスダンジョンやアビスダンジョンなどの報酬が未設定となっていたためである。


新大陸ヨーン

ゲームオンによると、ヨーン大陸は「かつてウマル族の職人が不毛な土地を開拓し、長い年月を経て作り出された国。地下空間でありながら、技術の粋を集めて造られた人工太陽で光を補うなど、環境的に不便な部分を技術力で補っている」という。

ウマル族というと耳慣れないが、彼らはいわゆるハイファンタジー作品におけるドワーフである。ヒゲを貯えた顔。低身長で恰幅の良い肉体。鍛冶師や商人が多く、独自の技術を持っている文化的な側面も含めて、『ロストアーク』版ドワーフと言って差し支えないだろう。12月に実装されたロヘンデルは、エルフ風のシーリン族が住まう自然あふれる土地だったが、今度はドワーフの国が舞台になるわけだ。なお、ウマル族はどちらかというと古典的な表現に寄っており、ウマル族の女性たちは少女ではなく、低身長の女性キャラクターと言ったほうが近い風貌になっている。


ウマル王国の玄関口である黄金港には、波の音と共に、鍛冶師たちの鍛え上げた武具を誇る声が響く。ヨーン大陸にあるウマル族たちの国、ウマル王国は鍛冶と鉱山の国だ。港湾には、ピッケルを片手に休む屈強なウマル族の姿や、商談にやってきた長身の種族の姿もちらほらと見受けられる。プレイヤーは、おそらくこの地にもアークを求めて訪れることとなるが、彼らの姿から闇の軍勢の影響は感じられない。少なくとも、港に集まった商売人たちにとって、アークラシアの危機よりも目の前の金銭のほうが大事なことなのだろう。背景に目を向けてみると、石と金で作られた建造物や、金の装飾が目立つ老ウマルの石像がそびえたっている。機械の国アルデタイン製のものとも違う謎の機械群も並んでおり、ウマル王国には独自の技術や歴史があるようだ。


港から道なりに進んでいくと、ウマル王国の中心地グレートキャッスルに辿り着いた。黄金港では、灰色と金装飾の街が太陽に照らされていたが、グレートキャッスルの天井は岩に覆われており、太陽光は届かない。代わりに、中心部にある人工太陽「アークトゥルスの光」が、鋼鉄の街を赤く照らす。周辺には、人工太陽を記憶に焼き付けようと観光客が集まっており、ちょっとした賑わいを見せている。一方、酒場に足を運ぶと、ほかの街の酒場と同じようにウマル族たちが酒で日々の疲れを流し込んでいた。地下空間の街グレートキャッスルには、ウマル族の技術によって、地上にあるのと変わらない営みと活気がもたらされているのだろう。

グレートキャッスルから一歩外へ出ると、色とりどりの鉱石が薄暗い地下を淡く照らす、広大な地下空間が姿を現す。しかし、坑道にはモンスターが潜み、採掘場は盗賊団に支配されている。グレートキャッスル近辺の古い浄水場も、モンスターたちがはびこっており、ウマル族は何かと問題を抱えていそうだ。人工太陽の赤い光も、広大な地下空間全域には届いていないのだろう。


夢幻の島

今回の先行プレイでは、メディアごとに新規実装の島が割り当てられていた。弊誌がプレイ可能だったのは、幻想的な光景の広がる「夢幻の島」だ。淡く発光する植物。水中で輝くサンゴ。ホタルのように、宙を舞う小さな光。この小さな夜の島には、天然のイルミネーションが施されており、儚くも美しい光景が訪れた者を魅了する。


どこを切り取っても映える景色が広がっているが、夢幻の島は3つの小さな島によって構成されており、中心の小舟に乗って島を巡ると、少しずつ違った景色が待ち受けていた。またこの島の中には、人の言葉を喋る不思議な巨大生物も生息している。クエストを進めていくと、プレイヤーはどうやら彼のために釣りをすることになるようだ。普段の喧騒につかれた際には、ファンタジー一色の「夢幻の島」へ足を運んでみるのもいいかもしれない。


もう一つ、新大陸ヨーンと共に洋上へ出現する「孤立した永遠の島」についても紹介しよう。筆者は実際に訪れていないため詳細はわからないものの、スクリーンショットを見る限りでは、中心に建てられたピラミッドのような建造物が目を引く。上陸した先には、砂漠が広がっており、サボテンやモンスターが存在。また、遺跡の奥には何らかのゲートも開かれている。孤立した永遠の島は、NPCマリィの好感度関連で訪れる島だというが、プレイヤーはどういった経緯でこの島へやってきて、何をするのだろうか。少なくとも、“甘いイベント”ではなさそうだ。


『ロストアーク』は、国内向けにゲームオンよりPC向けに配信中。新大陸ヨーンやティア2装備の登場を含むアップデートは、3月31日に配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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