Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。403回目です。またまたゲームイベントの季節です。
しかしなぜ今ネオジオCD
今週は8BitDoの「NEOGEO Wireless Controller」が届きました。SNKから公式ライセンスを得て開発された有線/無線両対応コントローラーで、PC/Androidに加えNEOGEO miniでも使用可能。見てのとおり往年のネオジオCD同梱コントローラーを再現しつつ、いくつかボタンが追加された製品です。残念ながらオリジナル版が手元にないため厳密な比較はできないものの、手に持った感じは当時と変わらない気がする。
そして方向キーもカチカチ鳴る。オリジナル版のスイッチはもう製造されていないため、本製品のために8BitDoが独自に開発したそうです。この方向キーは、特に格闘ゲームにおいては好みの分かれるところだと思いますが、個人的には嫌いじゃない。ちなみに筆者は海外で購入しましたが、説明書は日本語に対応し技適マークもあり。届く頃には日本でも販売開始されてるなんて知らず…。円安憎し。
by. Taijiro Yamanaka
運命を選ぶADV
今週はルビコンで闘争を始める前に、占いで運命を選択していくADV『The Cosmic Wheel Sisterhood』を遊んでいました。本作の主人公であるフォルトゥーナは、コヴン崩壊を予知したために1000年間の流刑を受けた魔女の占い師です。本作では流刑から200年後、フォルトゥーナが禁断の存在を呼び出すところからスタート。代償と引き換えに契約を結んだ彼女は、タロットに代わる新しいカードを作成しながら、再び魔女社会へと関わっていきます。タロット占いには解釈の余地がありますが、本作ではプレイヤーが引いたカードをどのように捉えるか選択。カードの解釈を決めることで、目の前の魔女の生死や魔女社会の行末など、運命を予知していくのです。また本作の特徴としては、カード作成要素も挙げられるでしょうか。素材の配置と組み合わせにより、意味合いやデザインを決めるシステムが用意されています。
本作でフォルトゥーナは、時に複数の解釈の中から選び難い選択を迫られます。ただの占いなら気楽ですが、彼女の予知は具体的かつよく当たるため、直接相手の生死を左右することも。悩ましい選択肢と展開に直接影響を及ぼす予知、選んだ代償の果てに何が待っているのか。魔女の友人たちや主人公にプレイヤーの視点が近い点も相まって、引き込まれるゲームプレイが展開されていました。
by. Keiichi Yokoyama
ファンじゃなくても楽しいのでは(死んでもいいなら
なんとなく言いづらい『アーマード・コア』やや新規勢の自分ですが、6は楽しめています。昔『ACfA』はプレイしクリアはしたのですが、「操作がとにかく難しい」「世界観かっこいい」「音楽(Remember)かっこいい」みたいな感じでいまいち刺さりませんでした。しかし遊ぶ最新作にはどっぷり。自分の頭の中では、『AC』は操作むず!ってイメージだったのですが、当時より自分のスキルあがったのかチュートリアルがいいのか、思ったより操作がシンプルでするっと馴染めました。ソウルボーンは平面の軸での正確な判断が必要ですが、『AC』は高度軸もあるので、高さのところである程度の自由度があるというか、ポジショニングの雑さが許容されているのが嬉しい。
ただ操作が馴染むからといって簡単なわけではなく。噂のヘリはすんなり突破しましたが、Chapter1の門番バルなんちゃらには大苦戦。マルギット級に苦労しました。半日かかりましたね。ただ、やればやるほど自分の操作がうまくなっていく過程も見られて、撃破した時は思わずガッツポーズが出ました。結局近距離でゴチャゴチャ攻勢することで誤魔化しましたが、次の強敵はこれでは太刀打ちできないだろうなと。勝利後パーツを買ってアセンブルをいじりながら戦いに備える高揚感を抱きながら、これが先人たちが胸を熱くした理由なのかなと思い、そうならば偉大な文化のひとつを理解できたようで、嬉しい気持ちになりました。熱烈ファンの第一歩。
by. Ayuo Kawase