『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に過去作系ダンジョンが少なくて安堵勢。ラジオパーソナリティとして殺人鬼に立ちむかう『Killer Frequency』プレイ。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。392回目です。ゲームイベントシーズンです。
言葉では伝わりづらいか
今週は『Viewfinder』の体験版をプレイ。小さなステージでテレポーターを探し、次のステージへと向かうことを繰り返す。そのなかで、写真や絵を使ったパズルに挑むという内容です。写真などはステージ内で発見できることもあるが、道中でインスタントカメラを入手すれば、自由に撮影し写真を作成できるようになる。
保持している写真はステージ内の好きな場所に配置可能。すると、写真の風景がその場に具現化する。たとえば部屋の写真ならその中に入ることができ、橋であれば途切れた道に掛けて渡れるようになるのだ。写真を目の前に掲げて、見えたままの光景がそこに現れる不思議な感覚は『Superliminal』を思い起こさせるが、急に奥行きができ3次元化するのはまた新たな驚きがある。写真や絵にさまざまな表現があったり、中に仕掛けが隠されていたりなど奥深さもある。製品版にはさらに多彩なパズルが用意されているようで楽しみです。
by. Taijiro Yamanaka
ホイッスリングマンの伝説
今週は『Killer Frequency』を遊んでいました。本作は、深夜ラジオのメインパーソナリティーになってシリアルキラーに立ち向かう、サスペンスADVです。1987年、本作の舞台であるアメリカ中西部の町Gallows Creekには、ちょっとした噂話がありました。13日の金曜日ならぬホイッスリングナイトには、50年代に死んだはずのシリアルキラー・ホイッスリングマンが、特徴的なマスクや口笛と共に襲ってくるというのです。
本作ではそんなホイッスリングマンによる残虐な事件が、人口1000人ほどの田舎町で発生。主人公はラジオの生放送を通じて、一夜の事件に立ち向かうこととなります。といっても主人公はラジオの司会者なので、事件現場を調査したり、手がかりから犯人を追い詰めたりするわけではありません。本作では作中の事情により、緊急通報などがラジオ局へかかってきます。主人公は深夜ラジオの生放送内で、通話越しにホイッスリングマンに襲われている人物と対話。一部時間制限付きの選択肢などによって、危機的状況にある町の住人たちを救うのです。田舎町を襲う長い恐怖の夜が描かれていきます。事件が通話越しなこともあってか、本作では恐怖演出は控えめ。生放送には、ちょっとおかしなリスナーからの電話もかかってきます。また本作では、ラジオ司会者視点が選択肢や探索要素と合致しており、没入感のゲームプレイが印象的でした。
by. Keiichi Yokoyama
どこまでのスクショならネタバレOKかわからん
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のストーリーを進行中。デカめのダンジョンをクリアするたびに、「この手のダンジョン少なくてよかった」と、『ブレス オブ ザ ワイルド』時代から思っています。『ゼルダの伝説』3D作品ののクラシックダンジョンは、ものすごく面白くものすごく疲れる。
思えば、過去作のクラシックなダンジョンは、大きく、密度が高く、かつ不気味。常にまわりを見渡して、発見をすることで打破していく。体験としては超濃密で、やりごたえばっちりですが、めちゃくちゃ疲れる。圧迫感がすごいんですよね。ジャブジャブ様のお腹から、苦しみながらクリアしてました。立体ダンジョンにおける職人じみた緻密設計は、狂気的に面白い。以後の『ゼルダの伝説』3D作品もすべて遊びましたが、プレイにおいては楽しさより修行みたいな感覚が近かった。緊張感がものすごいんですよね。『ブレス オブ ザ ワイルド』では設計上そういったダンジョン攻略から変更されつつ、メインストーリーでは大規模ダンジョンあり。本作でもそれは変わりません。
今作のクラシックダンジョンは、過去作よりはずっと開放的。ストレスケアもされてますが、やっぱり圧迫感がすごい。クリアするたびに、ヒィヒィいってそのまま元気がなくなり就寝へ。このパートだけ別のゲームしてる緊張感です。SNS上では、もっとクラシックダンジョンを多くという意見も見るので、そちらが多数派の印象ですが、あくまで自分は内心、少なくてよかったなと思ってます。へたれ。
by. Ayuo Kawase