Nintendo Switchで遊んだ『リズム天国』みたいなゲームの出来がとてもいい。『魔法使いの夜』の移植に思い馳せる。『ローグ・レガシー2』やりがち。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。368回目です。冷えは足から。

スキマは埋める


スキマ時間があればローグライトアクションゲームをプレイする習慣がありまして、最近はもっぱら『ローグ・レガシー2』を選択。本作はキャラクタークラス=武器が豊富で、それぞれ使い勝手が異なるのはもちろんですが、特定条件にて確定でクリティカルが出るものもあり、そればかり狙った立ち回りに挑戦するのがいつものプレイスタイルです。たとえば剣の切っ先を当てたり、溜めてからタイミング良く矢を放ったり。短い時間でもついつい手に取ってしまうのは、バトルでの爽快感を身体が求めているのだろうなあと自己分析しています。

とはいえ本作のやり込み要素も魅力のひとつ。本作では、難易度設定を上げていくことで、恒久的なアップグレード要素をどんどんアンロックしていくことができるため、いつまで経ってもダレない。また、隠しエリアを探し出し、チャレンジステージを開放する要素もある。まだいくつか見つけられていないので、そちらも進行中です。
by. Taijiro Yamanaka

見果てぬ夢


今週は、コンソール版が発売された『魔法使いの夜』を遊んでいました。本作はPC版が2012年にリリースされた、TYPE-MOONの手がける伝奇ビジュアルノベルです。コンソール版では移植にあわせてフルHDに対応し、キャラクターにボイスが追加されています。PC版でプレイヤーから評価されていた、ノベルゲームの表現としては規格外の演出はそのまま。コンソール版では、ボイスの追加によりキャラクターの表情が豊かになり、大きくきれいな画面で遊べるわけです。

個人的にはおよそ10年ぶり、何度目かのプレイになるのですが、いい感じに細かいところを忘れており、思ったより新鮮な気持ちでプレイしていました。10年近くも経てば、意外と多くのことが抜け落ちているものですね。さすがに大筋は記憶にあるので、大きな驚きはこそなかったものの、10年前夢中になって遊んだ魅力を再確認できた気がします。ところで、移植版も無事に発売されたことですし、そろそろ続編とか出ませんか?
by. Keiichi Yokoyama

リズムゲームで「Tinder」さすな


『リズム天国』っぽいゲーム『Melatonin』が発売されたので遊んでます。今遊んでいるのはNintendo Switchの海外版で、国内でもそのうち出るようです(Steamでも出てます)。で、これがかなりよくできている。リズムにあわせていろんなミニゲームを遊んでいく、そのコンセプトはまさしく『リズム天国』。チャプター最後にはリミックスもあり、なんか思ってたよりかなり『リズム天国』です。しかし単にガワだけ見せてるだけでなく、ルールの理解しやすさや、なんとなくノってるだけで進める部分など、ちゃんと『リズム天国』の設計の優秀さも習っており、ゲームとしてのクオリティが高く大変好感もちます。

テーマとしては、現代の青年の「夢の中」。欲望や悪夢などがミニゲームとして表現されています。クレジットカートで買い物ミニゲームや「Tinder」ぽいアプリでで異性とマッチングしまくるミニゲームもあり、今どきっぽい毒もほんのりはいっているのも面白い。難易度や判定は自由に設定することができ、へたな人でも遊べるところもグッド。単純にビジュアル・アニメーション・サウンド・ゲームデザインどれもしっかりしててずっと楽しいです。ちなみに本作クレジットのスペシャルサンクスには、『リズム天国』の開発者であるつんく♂氏や竹内高氏の名前あり。話を通したのか、個人的な敬意なのか。意図はわかりませんが、なんだかほっこりしました。
by. Ayuo Kawase