『スプラトゥーン3』サーモンランの「たつじん」実力玉石混合感。ローグライト雪山登山ゲームが楽しい。GPD WIN Max 2感想。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。361回目です。

コントローラー部は蓋して隠せる

GPD WIN Max 2が先週届きまして。AMD Ryzen 7 6800Uモデルです。前機種からの、ディスプレイの狭ベゼル化と10.1インチへの大型化が一番の目玉。その分重量もアップし約1kgあるが、バランスが良いのか思ったよりは重く感じない。またトリガーがアナログ入力になり、背面ボタンが追加され、スピーカーの音質が良くなり、完成度がグッと高まった印象です。

ゲームのパフォーマンスはというと、『Marvel’s Spider-Man Remastered』でサッと確認した限りは、ディスプレイ解像度の違いを差っ引けばSteam Deckとほぼ同じくらい。グラフィック設定の中間プリセットで30fpsを超えます。アナログスティックが窪みの中に配置されており、慣れは必要ですが操作性も悪くない。何より画面が大きいのは快適。普通のWindows PCなので、互換性を気にせず何でもできるのも気楽です。
by. Taijiro Yamanaka


なぜ山に登るのか。そこに……

ローグライト雪山登山『Insurmountable』をプレイしています。まだ1周目の途中で、少し要素が足りない気もしますが、楽しいです。ヘックス形式で移動しながらゴールを目指すのですが、マスの間に高低差があり、雪山が再現されています。グラフィックの重さが、そのままゲーム要素になっています。たとえば、吹雪の時はゴールまでの距離感がつかみにくく、周囲のマスとの高低差が大きいとカメラワークがまともに機能しません。そこがリアルで面白いです。効果音やシステムもリアルに再現されています。思えば、登山とローグライクは相性がいいようです。アイテムによる休憩、「死んではいけない」という絶対的なルール、体力管理、ランダム生成の環境、そしてハクスラ的な踏破と帰還の繰り返し。その相性の良さに気づいたとき、このゲームで浮いているように見えるのは、ストーリーです。舞台は島で、プレイヤーは山の中で起こっているタイムループの謎を解かなければなりません。ハクスラ的サイクルが「不思議な力」で説明されてしまうんですよね。システムがローグライクで、テーマがリアル志向の山登りであれば、ファンタジックな謎解きなんか用意されなくたって、いくらでも冒険はできると思うのですが……。「なぜ山に登るのか。そこに山があるからだ」という言い古された名言が、あらためて心に響きました。
by. Daiki Imazato


AIお絵かき人狼

今週は、イラスト生成AIを使った人狼系ゲーム『AIアートインポスター』を遊んでいました。本作は、1人だけ混ざったテーマを知らない人物を、AIに描かせたイラストを使って探るゲームです。ルール自体はお絵かき人狼やワードウルフに近いものですが、AIイラストを使っている点が特徴的。AIはだいたい思った通りのイラストを描いてくれないので、AIに振り回されながら遊ぶことになります。また、人狼役にテーマを知られてしまうと、人狼側の勝利になる点も特徴でしょうか。

テーマを知られないためには、テーマを知っていればギリギリわかるかもしれないラインを狙うことになります。しかし本作で絵を描くのはAIなので、さらに分かりづらいものが誕生。ある程度のコントロールはできるものの、わけのわからないイラストばかりが並んだときは笑うしかなくなります。知り合いと野次を飛ばしながら遊ぶのも楽しいですが、現在は野良でもマッチングが機能しているので、意外と今が遊び時かもしれません。
by. Keiichi Yokoyama


シェケナダム勝率低すぎ

どれだけ忙しくても『スプラトゥーン3』のサーモンランは日課としてこなしてます。ひとまず1200ポイントクリアだけはきっちりやっている。今作のサーモンランは、シャケ強化などにより特に難しくなったと名高いです。それゆえに、一緒に組む仲間が非常に重要になる。その上で実感します。たつじんのプレイヤーの実力がピンキリすぎる。たつじんはランクとして+3まであるので、実力にバラつきが出るのは仕方ないのですが、にしてもバラけがすごい。個人的に+1と+2のボーダーで一気に仲間の質が変わる。+2になるとノルマ達成量は上がりますが、一気に楽になりますね。特に武器ごとの役割理解や単独行動回避など、立ち回りの解像度がぐっと上がる印象。+3レベルになるとまた勝率が上がります。でんせつ帯の人も混ざってくるからかも。とはいってもでんせつのピンキリもすごいですが。

前述したように、サーモンランのランクはたつじんだけ4段階に分かれてるので、実力が分かれるのは至極当然。ですが、同じ「たつじん」なのにこれだけプレイヤーの腕が変わるのはちょっとおもしろいなと思ってます。思えば、いちにんまえやじゅくれんになった時も、自分がそのランクにふさわしいと感じたことがなかった。腕が半人前でもたつじんと呼ぶことでプレイヤーを気持ちよくさせてるのかも。嬉しい気遣いですが、区分けされてもよさそう。でもたつじんみならいとかにするとややこしいし、難しい。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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