Steamローグライト石落とし『Peglin』にモヤモヤ。『fault – StP – LIGHTKRAVTE』の演出がすごい。『DRAINUS』が面白い。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。338回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。338回目です。もう実質夏。


Steam Deck Tips 01

今週は、INDIE Live Expoで見て即買いした『DRAINUS』をプレイ。名作STGの良いとこ取りをしつつ昇華させたようなシステムを採用しており、また敵弾を吸収することで自機のカスタマイズに繋がる点が面白い。この開発元ならではの、シャープなドット絵ビジュアルとの相性も良し。ちなみに、本作はSteam Deckでも問題なく動作します。

ここで小ネタを。Steam Deckでは、STEAMボタン+R1でスクショを撮影可能。ただ、ゲームによってはR1操作が割り込んで、意図した絵を撮れないことがあります。実はSteam Deckでは、スクショ撮影のショートカットキーは変更不可。一方、ゲームごとのコントローラー設定にて、任意のキーに追加で割り当てることはできる。オススメは、デフォルトでは無効になっている背面ボタン。ここにアサインすると、プレイしながら好きなタイミングでスクショを撮れて便利です。
by. Taijiro Yamanaka


本編の続きにも期待

今週は、ファンタジーSFノベル『fault – StP – LIGHTKRAVTE』を遊んでいました。本作は、『fault – milestone one』以前の平和だったルゼンハイドを描く、「fault」の前日譚シリーズ1作目です。主人公のカージは、絵描き志望の少年です。カージは、ある理由から絵の修練を弛まず続けていたのですが、大きな壁に直面。マナを使った独自の文明が発達した世界を舞台に、夢を叶えようと足掻く少年の苦悩と挫折、成長が描かれていきます。本編から5年前のリトナとセルフィーネ姫も登場。「fault」前日譚シリーズの1作という立ち位置であるものの、一見平凡な少年のストーリーは、本作単体でよくまとまっていました。

過去のシリーズ作品と比較して、本作では演出が強化されていました。背景を含めたグラフィックの綺麗さはスクリーンショットを見てもわかりますが、ゲーム内では立ち絵がよく動きます。「見るアニメ」という謳い文句は大げさな印象があるものの、そのぐらい演出に力が入れられているシーンもあり、ストーリーに花が添えられていました。リリース予定の本編シリーズの続き『fault – milestone two 下』にも期待したいところです。
by. Keiichi Yokoyama


面白いけど面白くない

昨月にSteam早期アクセス配信された『Peglin』を結構遊んでいます。めちゃくちゃ大好きなゲームだし、アイデアや工夫も感じるけど、いまいちハマりきれないモヤモヤを抱えています。『Peglin』はローグライト・デッキ構築パチンコゲーム。『Peggle』にローグライクRPG要素ひっつけた感じですね。めちゃくちゃよく考えられていて、落とすオーブやレリックを組み合わせて、それらを強化して自分だけの最強ボール落としをするわけです。ステージ構成や敵、オーブの特性やレリックのシナジーなど、めちゃくちゃよく考えられていて、工夫やアイデアは随所に感じます。絵も音楽もいい。ただ、ずっと遊びたいとは思わないという。

おそらく、ボール落とし(パチンコ)という遊びそのものが大味だからかなあと。通常のデッキ構築ゲームはカードベースで、決められたカードの中での選択になる。対してボール落としは、運よくブロックにうまく当たればとんでもないダメージが与えられる。開発元が調整頑張っても、ボールがうまく弾けた時の上振れがデカすぎて大味になっちゃうんでしょうね。デッキ構築ゲームといえばバランスが肝なので、この大味さによって緊張感がなくなりダルさ感じるのかも。ただ、ゲーム側もインフレ許容ぽい調整をしているので、デッキ構築ゲームというより、大味気楽ボール弾けゲームと捉えれば素直に楽しめそう。先日にはロードマップも発表され、開発元もやる気満々。どう変わっていくか見守りたいです。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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