『ゴースト・オブ・ツシマ』みたいな楽しさの『Trek to Yomi』。『ソフィーのアトリエ2』はアトリエの楽しさ詰まってる。『Rogue Legacy 2』は高難易度。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。335回目です。がんばっていきましょう。
日本語対応してほしい
先日正式リリースされたローグライトアクション『Rogue Legacy 2』を少しずつ進めています。本作では死ぬと子孫に代替わりし、選択したキャラにはゲームプレイに影響を与える特性が加わる場合がある。上の画像のような白黒画面もそのひとつで、もっと見にくくなる特性も。ほかにも、たとえば回復アイテムの肉を食べるとダメージを受ける菜食主義者なんて特性もあり、かなりバリエーション豊富な様子。難易度が上がる特性には、獲得したお金にボーナスがつく仕組みです。
恒久的な強化やアンロック要素にはお金がかかるため、ステージ探索においては宝箱をかき集めていくことに。ただ敵はもちろん、トラップなども巧みに配置されており、とてもいやらしい。本作ではダメージを受けると、やられモーションでアクションが中断されるため、余計に気を使う。この仕様が難易度を跳ね上げている気もしますが、ついもう1回とリトライしたくなる作品です。
by. Taijiro Yamanaka
調合沼が深い
今週はというか、ここ1か月ほどは『ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~』をゆっくり遊んでいます。色々と浮気していたせいでまだメインストーリーも終わってないのですが、今作はシンプルに調合で時間が溶けますね。「アトリエ」シリーズでは、いつもプレイ時間のほとんどは素材集めと調合なので、今作も同じといえばそのとおりです。ただ今作では、大成功や触媒、仲間のスキルなど調合システム周りのさし加減がいい塩梅で、強いアイテムを作ろうと試行錯誤を重ねていると自然に時間が経っています。シームレス戦闘や複製を含め、快適になっている部分も多数。不思議シリーズの正統進化といっても過言ではないでしょう。
また個人的に、こだわって調合したアイテムによる戦闘バランスの破壊が、アトリエシリーズの醍醐味の一つだと思っています。本作では最初から品質上限が解放されており、早い段階から高スペックのアイテムが調合できる点も好印象でした。採取周りなど不満点がないわけではありませんが、相変わらず可愛いソフィーや小さなプラフタを含め、快適になった分アトリエシリーズの楽しい部分が際立っていたように思います。
by. Keiichi Yokoyama
カタナバトル
『Trek to Yomi』が刺さりました。モノクロ調で描かれる侍アクション。ゲームは一本道で、ひたすら敵と切り合っていくゲームです。戦闘は横スクロールぽいので、シンプルなゲームかと思っていましたが、なかなか結構凝っている。カットシーンは3Dで表現されており、ナレーションは吹き替え。雰囲気はなかなかよい。戦闘は間合いやパリィが重要。システムとしてはシンプルですが、爽快感はありリスタートも早いので苦になりません。探索要素は薄めですし、ゲーム自体はミニマルなつくりなのですが、『ゴースト・オブ・ツシマ』をプレイしていた時のような、雰囲気や戦闘による没入感が味わえてます。細かい部分でいうといろいろツッコミどころはあるのですが、根幹部分が気に入ってるので、ツッコミポイントも笑えてます。
開発はポーランドのスタジオFlying Wild Hogが担当。本作の監修としては、日本人クリエイターで弊誌にも寄稿してくれている斎藤成紀氏が、アフレコやモーションキャプチャー、翻訳などをお手伝いしたそうで。架け橋ゲームズの翻訳も安定。本作の芯の表現がしっかりしているのは、日本人が関わっていることも関係しているのかなと思っています。
by. Ayuo Kawase