PS4で遊んだ協力ゲーム『オペレーション タンゴ』が良かった。『NEEDY GIRL OVERDOSE』で過ごす30日間。『フライングパワーディスク 2』を楽しむ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。321回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。321回目です。凍てつく日々。


キャラ選択で“グルグル”すると隠しキャラ出現

今週は『フライングパワーディスク 2』がついに配信。対戦スポーツゲーム『フライングパワーディスク』の正式な続編です。ビジュアルが現代的に一新され、新たなキャラクターやステージなども追加。ゲームシステムにも新規要素が存在し、特にパワーゲージは興味深い。溜めて発動すると、相手のショットや地面に落ちたディスクを強制的にトスしたり、強力なショットを放ったりでき、使いどころが非常に重要。相手のゲージの溜まり具合を考慮しないと返り討ちにあうこともあり、新たな駆け引きを生んでいるように感じます。

注目していたオンライン対戦はまずまず快適。Xbox Game Passに提供され、Steam版とのクロスプレイに対応していることもあってか、Xbox One版は特に人口が多い様子です。時間帯にもよると思いますが、Nintendo Switch版とは桁がひとつ違う。今後クロスプレイ対応が拡大されることを期待したい。
by. Taijiro Yamanaka


愛が重い

今週は、インターネットの煮凝りのような女配信者育成ADV『NEEDY GIRL OVERDOSE』を遊んでました。本作は顔はいいけど性格が悪いオタクでメンヘラな女の子、あめちゃんと30日間を過ごすゲームです。プレイヤーは、プロデューサー兼彼ピとして、彼女の行動を指示します。だいたい何をしても精神状態が悪化するので、アンチのコメントで溜まったストレスをお薬で発散したり、オタクに媚びさせて下がった好感度をえっちなことで解決したりなど、時には際どい行動で解決。メンタルを管理しながら、サイコーの配信者を目指して活動させていきます。

本作は、ちょっとレトロな雰囲気のかわいいグラフィックとBGMが用意されていますが、中身はインターネットそのものです。配信のネタとして陰謀論からASMRまで用意されているほか、SNSにはクソリプまで頻出。配信者視点の、ゲーム用に圧縮した地獄が描かれています。またあめちゃん自身も魅力的です。あめちゃんは、性格が悪くめんどくさい女ですが、毎日一緒に過ごしていると、素直に指示に従ってくれる姿がだんだんかわいらしく思えるように。自身の考えを覗かせるシーンも相まってなんか悪くない気がしていたのですが、やっぱり気のせいですね。好感度でバッドに直行しないでほしい。王道のリソース管理に乗った、解像度の高いインターネットとメンヘラ描写が魅力的な作品でした。
by. Keiichi Yokoyama

仕事の息抜きに仕事で遊ぼう

今週末は、VRゲーム『Job Simulator』を夫婦で遊んでました。本作はありふれた職場に身を置きながら、コミカルな体験を味わえるのが特徴のお仕事体験シミュレーション。筆者が特に感動したのは、ステージに散りばめられた大量の小道具や小ネタ。実にシュールでかつジョークにあふれており、少々お行儀が悪い行為であっても、つい色々試したくなります。

たとえばオフィスで上司から「弊社の業績が低下した」とのお叱りを受けた際、PCデータで売り上げを改ざんして上司に資料を渡せば、賞賛してくれたり。はたまたコンビニ業務の際には、お客さんがトイレを使用中に「紙が切れた」と叫ぶので、紙の代わりに消火器を渡してあげたら「これで問題ないよ」などと感謝の言葉を残し去っていくなど、反応がユーモラスなんです。トイレの件は夫婦揃っておもわず吹き出しました。また配偶者がプレイしている姿もどこか滑稽で、プレイ風景すら面白い点では、ある種パーティゲームだなと感じます。
by. Yu Naganeo

協力

年末年始セールで買った『オペレーション タンゴ』をプレイ中。これが、よくできている。『オペレーション タンゴ』は協力専用ゲーム。遠隔ハッカーと、現場捜査員に分かれて、任務を遂行します。現場のプレイヤーは捜索したり作業するかたわら、ハッカーのプレイヤーは監視カメラでその場を見つつ、セキュリティを解除したり情報提供したりといった次第。

イメージとしては、それぞれ異なるアクティビティをする点で、協力ゲーム『チックタック』に似たデザイン。それぞれのアイデアがとてもよく考えられており、難易度のバランスもすばらしい。ミスしてもすぐリスタートできるので、高難度ながら責め合いにはなりづらいのもよい。ゲームのボリュームとしては短めなのですが、ハッカー側や調査員側の役割を交代することで、いろいろ楽しめます。

最近の人気協力ゲームといえば『It Takes Two』があり、あちらも素晴らしいゲームで、どちらかというと長編。『オペレーション タンゴ』は、同作のクオリティに並ぶレベル。短編ですが濃密な体験が楽しめるかなと。PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam・Epic Gamesストア)向けに発売中で、クロスプレイ可能。ひとつ買えばフレンドリーパス経由で友人と2人で遊べます。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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