『月姫』リメイクは期待を上回っている。『ゴースト・オブ・ツシマ』壹岐之譚がかなりよかった。PS5『Hades』のDualSenseギミックいい感じ。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。記念すべき300回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。記念すべき300回目です。よく続いてますね。


ナデナデ要素は大事

PS5版『Hades』の海外パッケージ版が届いたので、週末にプレイしていました。クロスセーブ非対応なので最初から。PS5版にはDualSenseの機能を活かしたギミックがあり、これを早く試したかったのです。たとえばオリュンポスの神々に出会うと、ライトバーがそれぞれのテーマカラーに光る。またケルベロスをナデナデすると、彼の動きに合わせてアダプティブトリガーがブルブル。振動機能ではなく、あえてトリガーの内蔵モーターで震わせるのは面白い。

本作は他機種にて700時間以上プレイしていますが、武器とアップグレードの組み合わせが興味深く、まだ飽きない。イマイチだと思っていたアップグレードが、実はある武器の特定の形態とでは強力だったりし、毎日試し続けています。ちなみにPS5国内版は9月30日発売です。Xbox版も同日発売と発表されていましたが、こちらはすでに配信済み。Xbox Game Pass対応です。
by. Taijiro Yamanaka

月姫リメイク

『月姫 – A piece of blue glass moon-』をプレイしています。9年前『魔法使いの夜』を遊んだ時には、圧倒的な動く演出と慣れ親しんだ筆致によって紡がれる空気に引き込まれ、彼らの行く末を見届けたいと思ったものでした。同時に、きっと同じぐらいの演出は期待できないだろうけれど、今のTYPE-MOONが作り出す『月姫』は素晴らしいものに違いないと、新しい月への期待に胸を膨らませたことを覚えています。

当時はまさか2021年まで待つとは思わなかったものの、満を持して発売された『月姫 – A piece of blue glass moon-』は、長年の期待を軽く上回ってくれる作品でした。惜しみないグラフィックと演出によって、臨場感溢れる戦闘。ころころと変化する表情によって、時に愛らしく、時に恐ろしく感情豊かに表現されるキャラクターたち。既知と未知を織り交ぜて描かれる、知っているけれど知らない再構築された世界。プレイ中なのでまだ全貌を知っているわけではありませんが、変わらない魅力を持ちつつも、新しい要素によってパワーアップした月の表側には、目を奪われるばかりです。
by. Keiichi Yokoyama

画像はそのへんで修行してたオッサンです

『ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズ・カット』追加要素である壱岐の冒険が終わりました。DLC的な位置づけですし、外伝のノリかと思ったら、めちゃくちゃ大事な話でした。思っていた以上に物語がよかったです。本編が物語として完結しているだけに、蛇足なのも嫌だなあと思ってましたが、ちゃんと境井仁という人物の根っこな部分を描く内容でしたし、むしろこれは本編好きプレイヤーは遊ぶべき。めちゃくちゃパーソナルな物語でしたが、仁がしびれるほど格好良くて、クリア後の感慨は本編に迫るものでした。人によっては、こっちのが好きな人もいそう。

対馬の冒険は、広大で移動そのものも楽しかったのですが、壱岐の密度の高い冒険もかなり好み。島が狭い割にイベントが敷き詰められているので、あんまりだらっと移動する時間もなく、プレイ体験として濃かったです。乗馬時の攻撃強化や反撃を強化する要素など、本編で気になったところも改善されているのでありがたい。演出やコンテンツにしても手は抜かれておらず、小ネタも多い。日本語も吹き替え。このレベルのコンテンツを、本編発売から1年近くでマルチプレイ開発とPS5対応と並行してリリースするの、かなりすごいのでは。Sucker Punchといえば、『inFAMOUS』も好きなシリーズですが、今作でちょっと化けた感ある。次回作がとても楽しみです。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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