『スマブラSP』カズヤの練習して他ファイターがうまくなった。『SCARLET NEXUS』は荒っぽくも面白かった。「スペース・プレイヤーズ」ゲーム版を遊ぶ。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。293回目です。蒸し暑いですね。


バッグス・バニーのゲームは久しぶり

今週は『Space Jam: A New Legacy – The Game』をプレイ。NBA選手レブロン・ジェームズや、アニメ「ルーニー・テューンズ」のキャラクターが登場する映画「スペース・プレイヤーズ」のゲーム版です。1990年代風のクラシックなベルトスクロールアクションで、開発はDigital Eclipseが担当。内容はシンプルかつ短いですが、バスケットボールを使ったアクションやお助けカードなどの工夫があり、またジャグリングを狙えたりとアクションもそこそこ楽しい。意外に日本語にもしっかり対応している。

本作は、ファンからゲームジャンルやメカニクスのアイデアを公募して制作されたのだとか。また、Xbox Game Pass Ultimate会員向けに先行配布されており、これも面白い試み。7月15日には、Xbox Series X|S/Xbox Oneの一般ユーザー向けに無料配信予定です。
by. Taijiro Yamanaka


荒削りだけど

『SCARLET NEXUS』ひとまずカサネ編はクリアしました。本作は、粗いところは粗い作品です。たとえばカットシーンの演出。本作では、3Dモデルを使った止め絵を基本に、一部の重要なシーンではキャラクターを動かして、物語が表現されます。基本が紙芝居に近いこと自体はいいと思うのですが、さすがに動かして欲しいシーンもあっさり演出されることがあり、そこは物足りなさを覚えました。ほかにも、おそらくユイト編でも回収されないだろうストーリー上の要素など、荒削りな部分はあります。

ただし、魅力的なキャラクターたちや、仲間の力を借りて戦う超脳力バトルは、それらを補って余りあるものです。特に戦闘は、新しい仲間によって使える超能力が増えたり、スキルポイントを使って能力を拡張したり、大きな変化がある度に選択肢が増加。念力一つとっても、周囲の環境やオブジェクトを活かすだけでなく、複数の超脳力を組み合わせることで真価を発揮など、超脳力を活用する戦闘は終始爽快でした。画像は適当なシデンを。それぞれ魅力でしたが、属性多めなアラシと素直になれないシデンがお気に入りでした。
by. Keiichi Yokoyama


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『スマブラSP』で解禁された新ファイター「カズヤ」を練習していました。独自入力が必要な場面が多い分、火力がとにかく高い。かなりのポテンシャルを感じさせます。トレーニングモードにこもり、R2でコマンド入力を覚える日々。しばらく鍛えていた結果、ひとつわかったことがあります。カズヤの練習をすることで、リュウとケンが使いやすくなっているんです。カズヤはとにかくコマンドの種類が多い。好きなタイミングで好きな技を出したいのですが、これが難しい。出すだけでなく、すばしっこい敵ファイターに当てなければいけないので、これまた難しい。最風はできず雷神拳も暴発しがち。違う技に化けるケースもあるのですが、それもまた面白い。

そもそも筆者は、格闘ゲームは初心者。それゆえに、リュウもケンもテリーも使用してきませんでした。コマンド入力に苦手意識があるので。どちらかというと、キャラを楽しむ勢でした。しかしカズヤを練習しているうちに、カズヤより圧倒的にコマンド数が少なく、かつ共通コマンドもあるリュウとケンがものすごく使えるようになりました。難しいけど、カズヤよりはずっと楽。カズヤを練習することで、他ファイターのスキルが上がるというのが、なんだかお得な気がしてきました。昇竜コマンドもそこそこ安定して出せるようになってきて、明らかに以前の自分とは違います。『スマブラ』のカズヤに育てられてる気がする。
by. Ayuo Kawase