Nintendo Switchの限界に挑んでる『A列車』新作。『Apex Legends』のソロプレイが気楽。エログロホラー『Lust from Beyond』は死の要素強め。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。277回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。277回目です。洗濯物の干し忘れに注意です。


ただでさえお得なのに

今週はXbox Game Passを物色。マイクロソフトによるベセスダ買収が完了したことを受けて、同社タイトルが多数追加されました。国内未配信のものも含めれば現時点で計20本に。ファーストパーティ入りしたことで、今後は新作も発売日から提供されるはず。同サービスの価値がグッと上がった感があります。

両社のコメントの中では、Xbox Game Passについて何度も言及されていたことが印象的。ベセスダの新作についても、他機種での発売もあり得るとしながら、同サービスが存在するプラットフォームに向けて提供することを強調していました。Xbox Game PassはXbox・PC・モバイル(クラウド)で展開しており、このエコシステム全体で消費者を囲い込んでいこうという姿勢がうかがえます。海外フォーラムでは、さらに他機種での展開の可能性について時折議論されることがありますが、そんな未来もあるのでしょうか。
by. Taijiro Yamanaka

奇妙な夢、閉鎖された町、何も起こらないはずがなく

今週は、セクシュアリティとホラーのブレンドを謳うエログロサバイバルホラー『Lust from Beyond』を遊んでいました。正直あまり興味を持っていなかったんですが、ふとストアページをみたところLovecraftに触発されたと書いてあり、気づいたらライブラリに追加されていたんですよね。

本作の主人公ビクター・ホロウェイは、最近グロテスクな悪夢に悩まされていました。夢の中を徘徊する異形。ビクターを呼ぶ声。悪夢は日中にも影響を及ぼし、最終的にビクターは治療を受けることになります。しかし、なかなかいい医者と巡り会えません。そんな中、新しい医者に診てもらうべく訪れた先が、カルト教団のはびこる町ブリークムア。夏至の夜、奇妙なお祭りが開催中の町へ自らやってきてしまった主人公ビクターには、当然のように愉快なカルト教団の歓待が待ち受けているのでした。

まだクリアしていないので話半分程度に聞いてほしいんですが、本作では悪夢の中や妖しい登場人物たち、エロ描写によって妙な質感を帯びたカルト団体など、エロと狂気の世界観は魅力的に描かれています。ただし、ホラーとしては雰囲気よりも死の恐怖が多め。難しいわけではないんですが雑なパワープレイには厳しい印象があり、死亡回数を重ねたおかげで、今のところは恐怖よりも世界観の魅力が勝っています。
by. Keiichi Yokoyama


not孤独、悠々自適

最新アップデート後の『Apex Legends』をみじみじと楽しんでいます。賛否いろいろありますが、辺境プレイヤーとしては喜ばしい要素が揃ってました。まず何さておいてもソロ出撃できるようになったのが嬉しい。これで誰に迷惑をかける心配もなく練習できるというものです。パッと出てパッと撃ち殺されてすっきりするもよし、はたまたオリンパス散策のようにゆっくり地形を眺めて歩くもよし。そういえばあそこのマップはどうなってたっけ、とか気軽に記事用のスクショを撮りにいくのも捗りそうですね。Nintendo Switch版が出て、プレイヤーの間口も広がった気がするのでフラフラ試合に参加できるようになりました。ジャイロエイムは自分じゃ全然使いこなせませんが……。細切れの時間で遊びやすくなったので、もっと練習できるといいですね。

あと個人的にサプライズで嬉しかったのが、Nintendo Switch版の音声言語についてです。日本語音声で遊ぶには別途パッケージをダウンロードする必要があるのですが、裏を返せば落とさない限り英語音声で遊べるということ。PC版もPS4版も音声言語を変えるのが困難だったので、嬉しい誤算でした。英語版のブラッドハウンドの低い声が好きなんです。
by. Yuki Kurosawa


限界突破

『A列車で行こう はじまる観光計画』に可処分時間を吸い取られています。Nintendo Switchで発売されたシリーズ最新作。今作はとにかくいろいろ“頑張っている”印象。クオータビューとパースビューをシームレスに切り替えでき、どの角度・高度からも街並みをチェックできる。オブジェクトや処理しているものの多さ的には、これを実装するのは大変だったんじゃないかと。人や車もちゃんと走っているし、各施設に近づけば声も聞こえてくるなど、生活感もあり。ゲーム内オプションでシャドウやブルーム、被写界深度、そして描写距離を選べて、Switchでこんな設定ができる作品もなかなか珍しい。ビジュアルと負荷は自分でいじって、適切なものを見つけてくださいということでしょう。筆者はだいたいの設定をマックスにしているので、本体上のファンがNintendo Switch史上最高に唸っています。ハードを限界まで使っている気がして、とてもロマンを感じますね。

遊びやすさや操作面もよし。ボタンとタッチの併用操作となるのですが、タッチ要素は左に集められているのは左手で手軽にアクセスできる。要素や機能は多い差ですが、ちゃんと使い方を覚えれば煩雑さやストレスはあまり感じません。操作性でも工夫を感じます。ロードがめちゃくちゃ長かったり、エラー落ちがあったり、すべてが完璧ではないのですが、Nintendo Switch向けの経営SLGとしては最高峰です。やっぱり、寝っ転がりながら都市開発できるのいいんすよ。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
AUTOMATON JP
記事本文: 882