『Apex Legends』のオリンパス散歩楽しい。『常世の塔』のコツがわかってきた。ローグバイク『Descenders』はなかなかの移植度。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。259回目です。こたつの電源消し忘れには注意しましょう。


動画撮影不可の仕様だけはいただけない

今週はPS4/Nintendo Switch版『Descenders』が発売。マウンテンバイクで山を下るダウンヒルゲームです。Nintendo Switch版は、PC版などと比べるとビジュアルの品質はさすがに劣るものの、ランダム生成されるコースを猛スピードで下ったり、トリックを決めたりといった楽しさは遜色なく、なかなかの移植度だと感じます。しばらくプレイしていないうちにコンテンツが増えており、『Fall Guys』的なアスレチックコースまで追加。これがかなりやり込みがいがある。

本作の累計プレイヤー数は約350万人だそうですが、最初から大きなヒットを記録した訳ではなく、定期的なアップデートなどでファンを獲得していったとか。またXbox Game Passでの配信は転機となったとのことで、販売元はそのメリットを大いに感じている模様。現在Xbox Series X向けに何か仕込んでいるそうです。
by. Taijiro Yamanaka


スナイプ

制限時間とクールタイム、二つの時間に挟まれながら塔の頂きを目指す、ステージ攻略寄りなローグライク2Dアクション『常世ノ塔』で墓を建っています。Steamゲームフェスティバルでプレイした際は、1ボスまでだったので簡単な印象をもっていたんですが、早期アクセス版をプレイすること数時間、今日の塔の登り方がちょっとわかってきました。

塔の中には、主にサキュバスとかサキュバスや、厄介な状態異常を使ってくる敵がいます。当然、厄介な敵は処理しておきたいですが、主な攻撃手段であるスキルには、強力な分クールタイムがあり、いつでも敵を倒せるわけではありません。クールタイムが解消するまで安全なところで待とうとしても、今度は最大45秒の制限時間が障壁に。要するに、安全に進もうとすると少しずつ何かが足りないので、どこかで2Dアクションを頑張るか、何かを犠牲にするか選ぶことになるのです。

どう攻略するかが重要な以上後悔は尽きませんが、本作では塔の切り替わりは24時間単位。単純に2Dアクションとして難しいステージ構成もあり、塔内での動きを詰められるので、ローグライクというより2Dアクションを遊んでいるような感覚でステージの攻略を進めています。ところで、本作では死んだ場所に自動的に墓が建ち、オンラインで墓が共有されます。中には不思議なところに建っている墓もあるわけですけど、やり過ごしたと思ったサキュバスからの狙撃が現在の死因第一位です。
by. Keiichi Yokoyama


非戦略的オリンパス観察

『Apex Legends』シーズン7期間限定イベントの「オリンパス探索」を満喫しまくっています。人に出会っても撃たなくていいのがものすごく新鮮ですね。すれ違っても会釈するような距離感。MMORPGのようで、別のゲームを遊んでいる感覚です。

風光明媚な近未来都市、幾何学的な芝生模様、システマチックに整備された道路。SFチックなロマンが詰まりまくっていますね。モデルルームみたいな住宅にも自由に入ることもできて、意匠をまじまじと見つめられるのが良いですね。科学雑誌が流行りまくっているオリンパス。こんなにツルッとして綺麗な都市景観なのに、食生活がイカ焼きとラーメンとバナナに占められているのも興味深いです。もちろんホライゾン女史が歩く姿も映えますが、個人的にはオリンパスに立つブラッドハウンドが好きです。はじめて自転車を見るフゥンダル。冷蔵庫に興味を示すフゥンダル。ベッドでの寝方がわからないフゥンダル。
by. Yuki Kurosawa


廃墟はロマン

『ニーア オートマタ』がクライマックス。いろいろな回収含めて、今日には終わりそうです。昔遊んだ時は、精神状態がよくなかったこともあり、Aエンドしかやらないまま終わって。このゲーム、一周しただけでクリア扱いにするのは、何もかも不十分でした。

僕は『ニーア レプリカント』を苦しみながら泣いて遊んだ人間なので、『ニーア オートマタ』のシナリオはあれよりはやや薄めに感じますが、それでも仕掛けやシナリオがすごいゲームです。『ニーア レプリカント』は、黒文病やヨナの存在など重い要素が多いから、しんどさ強めだと思ってましたが、それは自分が今より多感な時期だったからというのは言えそうです。『ニーア オートマタ』も十分しんどいゲーム。ゲームプレイ面としては、『ニーア オートマタ』のが好み。探索要素も奥深くて、ダイナミックな戦闘が楽しい。ところで来年4月に発売されるリマスター(リメイク?)では、チャージ攻撃なども移動しながらできるようで。止まりつつの戦闘が印象的なゲームなので、ダイナミックさが加わっているとなると、かなり楽しみ。モバイル版リリースも控える中、ちゃんと作品の再履修をできてよかったです。
by. Minoru Umise