『あつまれ どうぶつの森』復帰時に重かったもの。『Ori and the Will of the Wisps』はストーリーが豊か。『Going Under』は遊びやすい。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。253回目です。イベント期間が終われば、ゲームのリリースラッシュです。


モキかわいい

今週は『Ori and the Will of the Wisps』のNintendo Switch版をプレイ。Xbox One版ではほぼ寄り道しなかったので、今回はフルコンプを目指しました。本作ではアイテム収集のほかに、マップのあちこちでNPCからクエストをもらえることも。受け取ったアイテムを別のNPCに渡すという内容が多く、行く先々でNPCの話を聞いておくと渡すべき相手が想像できる。こうしたNPCの存在や会話は前作にはなかった要素で、世界観やストーリーテリングがより豊かになっています。

指定の2地点を制限時間内に駆け抜ける、精霊レースのクリアもコンプには必須。どれも基準タイムがなかなかシビアですが、徐々に最適なルートや操作タイミングを掴んでいく過程が楽しい。Nintendo Switch版では、背景のレイヤーの解像度を落とすなどうまく最適化しており、ストレスなく隅々まで堪能でき満足です。
by. Taijiro Yamanaka



Going Under

マーケティングのインターンとしてベンチャー企業にやってきたら、任されたのは潰れたベンチャー企業ダンジョンの調査任務だった。『Going Under』は、だいたいそんな感じの見下ろし視点なローグライトアクションゲームです。主人公のジャクリーンは、健康保険への加入が夢だという無償インターン。しかし、彼女がやってきたネオカスカディアは、数年後には値段が上がると嘯く仮想通貨やナイトクラブ風の企業文化を持つ出会い系サイトなど、事業に失敗した企業が地下へ沈み、従業員たちがモンスターと化す呪われた場所でした。インターン先から受けたパワハラにより、モンスター退治を余儀なくされたジャクリーンは、ダンジョン内に落ちているノートパソコンやキーボード、剣といった武器っぽいものを使いつつ、アンダーグラウンドに沈んだ企業の奥深くを目指します。

キャラクターの性能を拡張するレリック、使い捨てのアプリ、ちょっと変わった武器群、ボスとして待ち受ける個性的な設立者たちなど。どこからツッコミを入れれば良いのか悩む風刺の効いた世界観のインパクトが大きいんですけど、比較的遊びやすい難易度設定も含め、ローグライトなアクションゲームとしてもしっかり作られていて、楽しく遊べる作品でした。
by. Keiichi Yokoyama


ごめんね

『あつまれ どうぶつの森』を久しぶりに遊んでいます。最後に本格的に遊んだのは、遊泳が追加された時なので、約3か月ほどご無沙汰になっております。いざ復帰してみると、住民がめちゃくちゃ気遣ってくれますね。「寂しかったけど、これから仲良くね」基本的にプレイヤーを必要としているスタンスを示しつつ、圧を感じない程度に声かけしてくれます。普段割と無神経気味などうぶつでも、そこらへんの気遣いはばっちり。よくできたどうぶつたちや……。それと、雑草は全然生えてないなという印象。初代『どうぶつの森』なんかは、雑草は時間をおくとすぐに生えていた印象ですが。草抜きは楽しくもダルくもあるので、最小限なのは助かります。

実は正直一番つらかったのでは、たまった手紙の処理ですね。その量こそ少ないのですが、手紙は読まないと通知アピールがすごいですし、添付アイテム処理していると手持ちがいっぱいになり、今度は手持ち整理をする必要があったり。たまったタスクの処理はいつだって憂鬱なものですが、『あつまれ どうぶつの森』の場合はさまざまな復帰配慮はされてますが、手紙はどうしても重めに感じました。ただし、手紙の処理さえ終われば、心重くするものではなく。アプデ後のコンテンツ確認などで起動はしてたので、ゴキブリや寝癖イベントなど発生しなかったですが、あまり意気込まなくとも、好きな時に再開してもいいゲームなんだなと感じ、ほっと安心しました。
by. Minoru Umise