Nintendo Switch向け人食い族料理ゲーム先行プレイ。『Jet Lancer』がめちゃくちゃ楽しい。『アンリアルライフ』は丁寧で綺麗。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。234回目です。季節の変わり目ですので、体調には気をつけましょう。
CERO: Cなので大丈夫
今週は『カンニバルクッキング』のNintendo Switch版を一足早くプレイ。とある島の原住民となり観光客を狩って、人喰いの神様に生贄として捧げる料理アクションゲームです。神様は2種類の食材を組み合わせた料理を次々に指定してくるため、それらを一緒に焚き火にかけて、こんがり焼き上がれば神様のところへ持っていく。大抵は肉と野菜・フルーツの組み合わせとなっており、後者はステージ内に置かれている。一方の肉は、うろついている観光客を斧やフライパンなどで殴りバラして調達。どの部位の肉がドロップするかはランダムのため、とにかく殺りまくるのだ。
観光客の反撃を受けて倒されたり、川に落ちるなどするとリスポーンを待つ必要がある。制限時間が厳しめのため、目まぐるしいゲームプレイのなか、時間を無駄にしないよう慎重さも忘れず効率的に立ち回り、時には生の人肉を食べて体力回復させることも大事。観光客をスタンさせたり、任意の場所で体力回復できる能力なども上手く使いたい。
本作のゲームプレイは『オーバークック』に似ているものの、調理部分はかなりシンプル。また人肉をバトルにて調達したり、障害物などに注意しながら運んでいったりと、どちらかというとアクション要素の比重が大きい印象です。最大4人での協力・対戦プレイに対応しており、テーマはアレですがワイワイ楽しめるかと。本作は5月20日配信予定。Steamでも配信されます。
by. Taijiro Yamanaka
少女と信号機の不思議な物語
今週は毎日のように新作を遊んでいたのですが、その中からhako 生活さんの手がけた『アンリアルライフ』の話をします。『アンリアルライフ』は、記憶喪失の少女と喋る信号機が、不思議な世界を冒険するアドベンチャーゲームです。自分はなぜ倒れていたのか、先生とは誰なのか、この世界は一体何なのか。モノの記憶が読み取れる少女とAIの2人組は、少女の記憶と謎を追いかけ奇妙な夜の街を探索していきます。
幻想的な世界を巡る少女の旅路は、UIまで描き込まれたドットと、暖かな登場人物たちに彩られ、綺麗なお話が描かれていました。記憶を読み取って解くギミックの難易度もほどよく、オートセーブやチャプターセレクトなど、細かな部分も遊びやすいようにしっかり作り込まれおり、全体のクオリティの高さが本作の特徴とも言えそうです。ところで、本作には本筋と関係のないミニゲームが用意されていて、ミニゲームでは強くなっていく信号機の195と対戦します。何回か対戦すると、195が最強の必殺技を見つけてきたなどと言い出し、あまり強くない技を繰り出してきます。AIもワザップに引っかかるんだなと笑っていたのですが、後に別の技と組み合わせて本当に最強の必殺技が完成し、なんだかワザップに負けた気分です。
by. Keiichi Yokoyama
ヒュ~~~(上がっている様子)
発売されたジェットアクション『Jet Lancer』Nintendo Switchを購入して遊んでいますが、すでに今年のお気に入りタイトルのひとつになりつつあります。空を翔けて撃ちまくるゲームパートも楽しいのですが、リザルト画面やワールドマップ、音楽などのセンスも好きで、かなり刺さっている。ストーリーはよくわからんけど。飛行機の操作感が難しいのは想像どおりなのですが、空中回避に制限がないので、それほど厳しい難易度ではない印象。困ったらとりあえずBボタン連打しちゃう。このゲーム、飛行機動かしていて楽しいのもそうなんですが、音と振動がいいんです。撃墜した時のドドン!というエフェクト音に、あわせて鳴り響く振動。Nintendo SwitchのHD振動と相性ぴったり。うまくプレイできている時も、そうでない時も音と振動に影響されてテンションアゲアゲ。欲を言えば、スコアによってアイテムもらえたり、各ミッションを繰り返し遊びたくなる動機づけ要素がもっとあれば嬉しかったかも。楽しいからこそ。
ちなみに本作はOP15(15面)にスコア達成ミッションが登場し、いきなり難易度が跳ね上がるんですが、アップデートで目標スコアが半分の300万まで下がるそうです。OP15の難しさに不満を漏らしていたユーザーみんなに、開発者が直々にリプライでアプデ予定があると説明していて、SNS時代ならでは光景だなと感じ、ちょっとほっこりしました。僕はラー油さんのプレイ動画を参考にしました。
by. Minoru Umise