『ポケットモンスター ソード・シールド』ホップくんを愛そうの会。『デス・ストランディング』で呑気にピザ配達。『KSP』で月へ。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。209回目です。大作の発売ラッシュですね。
ゴーストライダー&ヘルボーイな西部劇
今週は、Xbox One向けに配信中の『West of Dead』のベータ版をプレイ。煉獄を舞台にした俯瞰視点の西部劇シューター作品で、ベータ版では地下墓地のようなステージにて最初のボスまでプレイ可能。ステージは複数の部屋とそれを繋ぐ廊下で構成されており、毎プレイ自動生成されます。武器もまたランダムで、リボルバーやショットガンなどを拾う形。2種類まで同時に装備でき、アップグレードも可能です。
部屋は暗く、敵の姿がまったく見えない場合も。部屋にはランタンが必ずあり、火を灯すと明るくなるだけでなく、近くの敵がスタン状態になるため使い所が重要。特に銃を持った敵が厄介で、カバーできる場所は数発で破壊されるため優先的に倒していきたい。予備動作を見逃さずドッジロールで回避するのも良い。短い内容ですがプレイするたびに異なる武器を発見でき、また爆弾やスキルなどを入手できることもあり、しばらく楽しめそうです。
by Taijiro Yamanaka
偉大な一歩 踏み出せず
『Kerbal Space Program』を少しずつですが遊んでいます。前回NowGamingで書かせていただいたときは、地球の大気圏外に出るのがやっとのことでした。今週月(ムン)に宇宙船を送り、着陸させて帰還させることに成功しました。本作はロケットの挙動にシミュレーター的なこだわりがある一方、ごり押しでなんとかなる場面も多いのかな。燃料はどんぶり勘定でも、なんとなく行って帰ってこられる感じですね。
ただし月の地面を踏みしめることはなく、着陸してそのまま直帰。というのも画像の通りハシゴが宇宙船についていません。飛行士が着陸船に戻れなくなったら終わりなので、地面には降りることができませんでした。カーバルの世界では、梯子はそれなりに科学が進んでいないと発明できないもののようです。せっかくなので月に旗をたてるため、もう一度月に行きたいですね。カーバルの太陽系には火星や金星にあたる惑星があります。これからはカーバルの重力圏を離れ、ほかの惑星の探査に力を入れていきたいところ。
by Kaisei Hanyu
ここを駐車場とする!
今週も『デス・ストランディング』をプレイしていました。主人公サム・ポーター・ブリッジズが配達によって都市と都市を繋ぎ、デス・ストランディングという滅びの謎に迫っていく本作。国道敷設による快適さと大量のいいねに味をしめ、道の為に配達や強奪を繰り返しているうちに結構なプレイ時間になっていました。要素を絞ったことで浮き彫りになっている面白さや、繋がりの実感できる要素など、現代的なテーマを表現したシステム同様に、物語でも滅びゆく世界が描かれて、全体的に楽しい作品でした。プライベートルームでのシャワーシーン。道に生えているキノコ。過剰なぐらいに送られてくる武器。雪山をバイクで駆け上がって吹雪で降りられなくなったり、トラックで崖から転げ落ちて温泉を駐車場にしたのもいい思い出です。
ところで、本作には呑気にピザの宅配を頼んでくるNPCが居ます。依頼人のメールによれば、ピザは病気の妹が食べたがっているだとか、結婚祝いのためだといいますが、どう考えても妙に細かい注文の焼き立てピザを30分とか60分で違う拠点から運ぶ必要性はありません。2回目の宅配がちょっと面倒なこともあり、本編中はピザを放置していたものの、気になってしまったのでクリア後に改めてピザを宅配してみると、意外なものが見れました。でもあいつ、ピザはちゃんと食べたんだろうな。
by Keiichi Yokoyama
ホップくんを応援したい
リリースとなった『ポケットモンスター ソード・シールド』を遊んでおります。いろんな意見があるようですが、僕自身はかなり楽しんでいます。シンボルエンカウント形式なので敵を避けやすく、経験値が仲間にも行き渡ることもあり、テンポよし。テンポ面の他のユーザーの意見を聞きたく、Redditなどを見て海外評価を見たところ、意外な部分でゲームテンポへの不満が出ておりました。ライバルであるホップくんの存在です。
Twitterでも「ホップ」「hop pokemon」と調べたところ、なかなか悲しい関連キーワードがサジェストされたらつぶやきが出てきたり。理由としては、登場シーンが多すぎるゆえにテンポを崩しているのだとか、ハウに微妙に似ているものの同キャラほどさわやかじゃないのも気になるだとか、そういった意見を見かけます。ホップくんは本作のスムーズな序盤の導入に貢献しているキャラですし、できるだけプレイヤーの気を悪くさせないように作られているだけに、意外でした。嫌味じゃないし、基本褒めてくれますしね。あと戦闘BGMがいいし。逆に没個性的な部分があり、その割に登場回数が多いので邪険にされるということなら、あらためて『ポケモン』のライバルという立ち位置の難しさを考えさせられます。ただゲームが進めばホップくんの内面にも変化が現れてくるので、もう少し時間が経てば彼の評価も変わってくるかもしれません。多分ですけど。
by Minoru Umise