『デス・ストランディング』とかいう登山。『ファイアーエムブレム 風花雪月』DLCが作り込まれてる。『ストレッチャーズ』の意外な開発元。今週のゲーミング


Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。208回目です。風邪が流行っています。筋肉をつけましょう。

 

患者もお宝もまとめて運び、救急車で爆走

今週は、任天堂から突然発表&即配信されたNintendo Switch向け『ストレッチャーズ』をプレイ。2名の救急隊員を操作し、催眠にかけられた人々を担架で運び、救急車で病院に搬送するのがミッションの基本的な流れ。ソロでは左右のスティックで各隊員を操作します。画面内のふたりの位置関係が逆になると、操作がこんがらがるのは『Brothers: A Tale of Two Sons』を思い出す。ミッションは環境や障害物、パズル要素などがバリエーション豊富。ポイントを稼げる隠し要素も多い。また、ふたりが扱うのは担架だけでなくノコギリや草刈り機などもあり、もどかしいけど楽しい作品です。

実は、本作の開発元は『リトルナイトメア』を手がけたTarsier Studiosです。ただ、クレジットを見ると日本人が多く関わっており、任天堂との共同開発に近い形だった模様。そうしたコラボ作品は今後ももっと見てみたい。
by Taijiro Yamanaka

 

登山

今週は『デス・ストランディング』が発売されてしまったので北米大陸を横断中です。『デス・ストランディング』は、ポストアポカリプス後の世界で配達人となり、世界を繋いでいくストランドゲーム。ゲーム中でネットワークを繋ぐとオンラインに接続され、他のプレイヤーと良いねを送り合ったり梯子や橋を共有できる小島秀夫監督の最新作です。道中には、配達に取り憑かれ荷物を付け狙う社畜の成れの果てのような何かがいたり、雨の降ってくると目に見えない敵BTが現れたりするので、そうした障害物を回避しつつ荷物を運びます。

ポートノットシティへ向かう途中、雨が降ってきたので迂回しようと進路を変更し、山があったのでとりあえず山を登り始めたのですが、崖を上がっているうちは奴らの気配もまばらだったものの、頂上付近の開けたスペースでBTが待ち構えていました。せっかく登ってきたので降りたくはないし、かといって進むのも難しく、雨は降り止まない。ルートを探して右往左往しているうちに、BBは泣き出し、BTは岩の上から降りてこず、サムを下手に動かすこともできないという膠着状態に。暫く睨みあった後、手榴弾を頭上へ投げて解決しましたが、サムの呟く言葉が含みのあるものに聞こえる時間でした。基本的に世界を歩いて回るだけなので、相応に人を選ぶ内容となっている本作。毒を抜いたSNSのような協力関係や、ルートを探りながら歩いていく感覚は趣があり楽しく遊んでいます。
by Keiichi Yokoyama

 

第四弾はサイドストーリー

『デス・ストランディング』をプレイ中……ですが、『ファイアーエムブレム 風花雪月』のDLC第三弾が配信されており、なかなかどれも作り込まれているのでそれをピック。『ファイアーエムブレム 風花雪月』はエキスパンション・パス形式で、4回にわたってコンテンツが配信され、今回が第三弾。第一弾・第二弾と内容薄めでしたが、第三弾は割ともりもりです。

クエストでは浴場まわりの話が追加され、サウナイベントで汗のしたたるキャラが見れます。某ルートでは新たな仲間も追加され、そのキャラとは同性婚も可能。個人的に感銘を受けたのは、犬猫にエサをあげてふれあうクエストで、タマネギをあげようとすると怒られる演出ですね。追加されたクエストは、テキストで完結する薄味なものではなく、それぞれ特別な演出が存在していて、作り込みを感じます。衣装のデザインなどもキャラごとに違ってかなり細かいですし、セーブデータ25個への増加も含めて、ユーザーのニーズをちゃんと理解してコンテンツが作られているなと。ちなみに個人的には今黒鷲で二周目の最中です。一周目は青獅子でイングリットとセテス激推しでしたが、今は、信じられないくらいやる気のないリンハルトくんに首ったけ。ガチ推しです。黒鷲はかなり動物園感強めの学級でまだまだ慣れませんが、終盤になるにあたってどう結束していくか楽しみです。
by Minoru Umise