今こそ『ゼルダの伝説 BotW』再プレイの時。『ディビジョン2』で装備スコア500を目指す。『Baba is You』で『Civ4』思い出す。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。178回目です。今週はちょっとボリューム多めのNow Gamingをお送りします。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。178回目です。

 

END違い

今週はサイコホラーゲーム『S.O.N』を少しプレイ。正直怖いゲームは苦手ですが、つい手に取ってしまいました。行方不明の息子を探してとある森を訪れた父親が主人公、というのは事前知識。その辺りの説明もなく夜の森に放り出されるため、人によっては事態が飲み込めないのでは。本作の舞台は基本真っ暗で、配置されたさまざまな光源のみを頼りに進んでいく。すると謎の洞窟に入ることに。

大まかな流れとしては、探索にて鍵を探してきて次の展開に進むことを繰り返す形で、パズル要素もあり。道中では、血痕や死体袋、蠢く肉塊、突然鳴る物音など、あの手この手で脅かしてくる。それを見えてないふり聞こえないふりしながら進んでいくと、「END」と書かれた部屋を発見。やけに短いゲームだったなあなどと思いながら入ると、突然気味の悪い女性に襲われゲームオーバーに。敵キャラも登場することを学んだところで、一旦コントローラーを置いたのでした。
by Taijiro Yamanaka

 

自分にだけは負けられない

4月1日に、嘘みたいな難易度と共に公開された作品『ゆるふわソウル2』で屍を積み重ねる日々でした。本来は戦国時代で竜咳を流行らせたり、女人禁制の神社へ参拝する予定だったのですが、序盤の罠を掻い潜ったところで一気に夢中になり、なんとかクリアしました。

本作は正確な操作を要求される上、無駄な挙動は死を招きます。しかし失敗はすべて自己責任。理不尽な難易度ではあっても理不尽な死はなく、いつだって次はクリアできるのではないかと錯覚させられるようで、あと少し早く動ければ。あと少し高く飛べれば。そんな思いがプレイの原動力となり、気づけば10時間以上も遊んでいました。ゲームが終わりに近づくほど増していった親切さも手伝って、上達していくのを実感出来るのが心地よかったです。ちなみに、エイプリルフールが終わってもこのゲームは公開され続けているので、『Getting Over It with Bennett Foddy』を突破した鋼メンタルの方や『スーパーマリオメーカー』で高難易度ステージを遊んでいた方にはおすすめです。
by Keiichi Yokoyama

 

レイドが楽しみ

今週は『ディビジョン2』をプレイ。ワールドクラス5が解除されたということでワシントンDCに戻ってきました。アップデートと同タイミングでレイドの実装予定日(4月25日)が発表されましたので、その日までに装備スコアを500にまで上げて最適化を進めたいところです。なお今回のバランス調整で、大半の武器Modからマイナス効果が消えたかわりにプラス効果も控えめに。使いやすくなったものの、スキルModの調整含め、賛否両論となりそうです。

さて、Ubisoftの作品というと、将来発売されるタイトルのイースターエッグがときおり仕込まれていることがあります。『ディビジョン2』ではポトマックイベントセンターにて、『アサシン クリード』シリーズで何度か登場した「エデンの果実」が描かれた、北欧神話テーマのポスターが貼られていることが話題となっております。エジプト神話、ギリシャ神話と続いて、次は北欧神話やヴァイキングが扱われるのではないか、というわけです。はたして本当のところはどうなのか、次回作の発表が楽しみです。
by Ryuki Ishii

 

GAME IS HARD、HAIR IS GONE

パズルゲームに目がないので、『SEKIRO』が発売されて中断していた『Baba Is You』を再開しました。ゲームの内容と全く関係なくて申し訳ないのですが、ゲームでBabaという文字列を見かけるとどうしても『Civilization IV(Civ4)』のテーマ曲『Baba Yetu』を思い出してしまいます。『Portal』の『Still Alive』と並んで大好きなゲームの曲の一つなのですが、好きすぎて歌詞どころか和訳まで結構覚えています。それで、曲のタイトルである「Baba Yetu」はスワヒリ語で「我らの父」という意味だということを覚えていたので、『Baba is You』というタイトルを見たときには完全に電撃が走りました。プレイヤーの分身たるBaba……そして『Baba is You』というこのタイトル……これは間違いなく『Civ4』へのトリビュートというわけです。ちなみに後で調べたところスワヒリ語は「Baba」が父で「Yetu」が我らのという意味らしいです。あと、あの謎の白い生き物は羊なので、羊の鳴き声から「Baba」と名付けられたみたいです。あれ?

肝心のゲームの内容ですが、アイディアの良さやステージの作り込み具合はもはや散々評価されていてわざわざ私が語るまでもないのですが、個人的に嬉しかったのは「最短手順でクリアしなければならない」システムがないことですね。ステージを普通にクリアすると銀メダルだけど、最短手順でクリアすれば金メダル、みたいなのはパズルゲームでありがちで、嫌いではないのですが別解を許さない窮屈さみたいなのはどうしても感じます。『Baba is You』はその点、自由に弄り回して条件さえ満たせばクリアなので、気持ちが楽でいいですね。
by Mizuki Kashiwagi

 

あれから2年1か月

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(ゼルダの伝説 BotW)』が、4月26日に無料アップデートで「VRゴーグルToy-Con」に対応するということで、はじめからスタート。遊びまくったデータとは別に旅を始めるというのは割と勇気がいるのですが、VR体験をする前に遊びこんでおかないと比較はできないだろうということで、思い切って新たな冒険を始めました。始まりの台地をうろうろしましたが、今遊んでみてもその魅力はまったく色あせないですね。祠から出る際のオープニングの演出、そしてそこから静かに押し寄せる自然の雰囲気には、何度遊んでも圧倒されます。操作も身体が覚えており、祠の場所なども覚えているのですが、今遊ぶと当時よりもディテールに注目する余裕ができて、また異なるプレイフィールを味わえます。一方で、当時の環境などもフラッシュバックし、懐かしさも同時に湧き上がります。

今思えば『ゼルダの伝説 BotW』の発売は、ちょうど筆者が編集部に入る直前のタイミングでした。それから、とにかくいろんなことがあり、多くの変化がありました。変えるべきでないこともあったと思いますし、これから変えなければいけないこともあるかと思います。これからもさまざまなことがあるかと思いますが、何かあった時には『ゼルダの伝説 BotW』を遊び初心を思い出しつつ、何度も気持ちを引き締め直していければと思います。
by Minoru Umise

AUTOMATON JP
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