パブリッシャーのTeam17はディーゼルパンクFPS『Marauders』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年後半に早期アクセス配信開始予定。トレイラー映像からは、『Escape From Tarkov』のように、レイド内での物資探索と脱出をメインにしたゲームプレイが確認できる。
『Marauders』は宇宙を舞台にするオンラインFPSゲームだ。プレイヤーは宇宙海賊として単独、または3人のチームを組んで、マップとなる巨大な宇宙フリゲート艦内に突入。戦利品を求めて探索しつつ、敵対プレイヤーや敵AIとの戦闘(レイド)を繰り広げる。
本作の世界は、第一次世界大戦が終結せず、極限まで工業化した地球から人類が宇宙に進出した、という特徴的な設定で描かれる。宇宙戦やマップとなる宇宙フリゲート艦内も、近未来的なSFではなくディーゼルパンクなデザインとなっている。トレイラー映像からも、第一次世界大戦において用いられた銃器など、比較的レトロなものが登場することが確認できる。
本作では、装備品をマッチ間で持ち越すことができるシステムが採用されている。また、獲得したXP(経験値)を利用することで、武器のカスタマイズに用いるアタッチメントをアンロックできるようだ。ほかにも、探索で獲得した資源を用いて、自身の宇宙船をアップグレードすることも可能とのこと。FPSとしてだけでなく、宇宙船による戦闘も楽しめるゲームとなっているようだ。
本作を手掛けるのは英国を拠点とするデベロッパーSmall Impact Gamesだ。小規模ではあるが、AAAタイトル開発経験のあるスタッフによって構成されているとのこと。2016年にはPC(Steam)向けに、ペストが蔓延する中世ヨーロッパを舞台にしたマルチプレイゲーム『The Black Death』を早期アクセス配信している。
『Marauders』はPC(Steam)向けに、2022年後半より早期アクセス配信開始予定。ロンドンで現地時間4月7日よりおこなわれるゲームイベント「W.A.S.D.」にて、ゲームプレイがお披露目されるようだ。続報に期待したい。