『ゼンレスゾーンゼロ』では「猫の睾丸が超でかい」との報告。そうでもない

『ゼンレスゾーンゼロ』では、猫の睾丸が克明に描かれているとして、大きな注目を集めている。

HoYoverseは7月4日、ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』をリリースした。対応プラットフォームはPC(HoYoPlay/Epic Gamesストア)/PS5/Android/iOS。本作の一部プレイヤーは、猫のある箇所について注目し言及。SNS上で話題となっているようだ。海外メディアTheGamerが報じている。

『ゼンレスゾーンゼロ』はHoYoverseが手がける、基本プレイ無料のアクションRPG。舞台は万物を飲み込む異常な球状空間「ホロウ」が出現した世界だ。ホロウの中にはエーテリアスと呼ばれる異形の怪物が存在している。本作の主人公である兄妹のアキラとリンは、表向きにはビデオ屋を営んでいる。しかしその実ホロウでの活動を手助けする「プロキシ」として活動しており、特殊な仕事を請け負う専門家として、個性的なエージェントたちとともに冒険することとなる。

本作で兄妹が居を構えている「六分街」には、さまざまな人たちが暮らしているほか、小型知能機械「ボンプ」も存在。それだけでなく、ときに猫と出会うこともある。そんな本作に登場する猫について、海外ユーザーが熱視線を注いでいるようだ。


今回話題となったのはX(旧Twitter)でのfobm4ster氏のポストだ。同氏は「なんで『ゼンレスゾーンゼロ』の猫の金玉はこんなにデカいんだ(WHY DOES THE CAT IN ZZZ HAVE GIANT BALLS LMAO)」とコメントを添え、六分街で黒猫を撫でる場面のスクリーンショットを投稿。投稿には、多くの反応が集まっている。国内でも猫の睾丸に目を奪われたとの報告が散見される。

とはいえ、fobm4ster氏が指摘するように、本作の猫の睾丸は大きすぎるのだろうか。筆者が実際の猫の睾丸を確認する限り、特別大きいということもないように思う。同氏の投稿に寄せられた反応の中にも、「オスの猫としては正常」として大きさは問題ないとする見方が多い。むしろオス猫としては睾丸が確認できない、あるいは片方しか認められない陰睾になっている方が自然ではないといえるだろう。そのため本作の猫たちはいたって健全な猫ともいえる。


ゲーム内に猫が登場することは少なくないし、『Stray』『Little Kitty, Big City』などのように、猫が主役のゲームもさまざま発売されている。一方、その猫の睾丸まで描写されているという例は珍しいだろう。デフォルメしたりマスコット的デザインにしたりして、生々しい描写を避ける傾向もあるのかもしれない。そのため、今回『ゼンレスゾーンゼロ』にて、アニメ風のグラフィックでありながらも赤裸々にリアルな大きさの猫の睾丸を描き出した点は特筆に値する。「猫の睾丸が大きすぎるのでは」と注目されたのも、ゲーム内で猫の睾丸を見かける機会が少ないために、その存在感が強く印象に残った可能性はある。

いずれにせよ『ゼンレスゾーンゼロ』にて、ゲームとしては珍しく猫の睾丸が描かれたことは、国内外問わず注目が集まっているようだ。当然ながら猫の睾丸は本作のゲームプレイにまったく関わらないものの、ゲームにおいて見慣れないものに目を奪われるプレイヤーが続出している点は興味深い。戦闘や探索の合間に、ありのままの姿で描かれた猫たちを眺め、六分街の猫事情に想いを馳せてみるのもいいかもしれない。

ゼンレスゾーンゼロ』はPC(HoYoPlay/Epic Gamesストア)/PS5/Android/iOS向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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