HoYoverse新作『ゼンレスゾーンゼロ』、略称難しい問題。「ゼンゼロ」「ゼンレス」二大巨頭に、「ZZZ」「ゼゾゼ」勢力も登場

HoYoverseよりリリースされた『ゼンレスゾーンゼロ』。本作の略称について、さまざまな案が出ており、議論が盛り上がっているようだ。

HoYoverseは7月4日、ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』をリリースした。対応プラットフォームはPC(HoYoPlay/Epic Gamesストア)/PS5/Android/iOS。本作は11時のリリースよりさっそく多くのプレイヤーが集まっているようだが、ゲームの内容以外も話題となっているようだ。その話題とは、略称だ。

『ゼンレスゾーンゼロ』はHoYoverseが手がける、基本プレイ無料のアクションRPGだ。本作の舞台はホロウと呼ばれる災害が出現した世界。ホロウは万物を飲み込む異常な球状空間で、その中ではエーテリアスと呼ばれる異形の怪物が存在している。本作の主人公である兄妹のアキラとリンは、表向きにはビデオ屋を営んでいる。しかしその実ホロウでの活動を手助けする「プロキシ」として活動している。本作で彼らは、特殊な仕事を請け負う専門家として、個性的なエージェントたちとともに冒険することとなる。

ゲームとしては3人パーティーでのアクションバトルが展開される。敵の攻撃をかわしつつ、スキルを活用して撃破を目指すのだ。キャラクターを切り替えつつの連携や、ジャスト回避(極限回避)といったシステムもあり、美麗な3Dグラフィックと演出によって、パーティーでの戦いが描かれる。


本作はX(旧Twitter)にて公式アカウントなどにより宣伝がおこなわれており、その際には「ゼンゼロ」という略称が用いられている。ほかにも「『ゼンレスゾーンゼロ』をやろうぜ」という意味合いをもたせたとみられる「ゼンゼローぜ」というフレーズも用いられている。

一方で「ゼンレス」という略称を使うユーザーも一定数いるようだ。X上でも、どちらの略称を使えばいいのか悩むという声があるようだ。「ゼンレス」はゲームタイトルの「ゾーンゼロ」の部分を単に省いたかたち。濁音が続くことを避けた呼び方といえる。どちらが口にして馴染むのかは個人の感覚によるところが大きいと思われるが、確認した限りではどちらもユーザーに同程度の頻度で用いられているようである。

さらにこの「ゼンレス」「ゼンゼロ」の“二大勢力”のほかにも“諸勢力”が存在しているとみられる。単語の切れ目である「ゼンレス」「ゾーン」「ゼロ」からそれぞれ頭文字をとった「ゼゾゼ」、またアルファベットのつづりや公式ロゴなどを参考に「ZZZ」との略称を使う層も存在している模様。文字数のさらなる短縮や入力の簡素さが実現されている、特徴的な略称だといえるだろう。なお海外向けの公式アカウントでは、「zzz」ではなく、「zzzero」という略称が用いられているようだ。


諸勢力並び立つ『ゼンレスゾーンゼロ』の略称談義だが、公式アカウントが用いていることから、“正統性”という側面では「ゼンゼロ」に軍配が上がりそうだ。とはいえ、略称に正解はなく、どのように呼ぶのも自由だろう。

たとえば本作と同じくHoYoverseから展開されている『崩壊:スターレイル』でも、「崩スタ」や「スタレ」といった複数の略称が存在している。『ゼンレスゾーンゼロ』に関しても、互いに話が通じるのであれば、ユーザー各自が呼びやすい略称を使うことに問題はなさそうだ。いずれにせよ、“略称談義”で盛り上がるのは、本作がそれだけ注目されているという証左かもしれない。ユーザーによる略称がどこに落ち着くかという、本作コミュニティの動向も気になるところだ。

ゼンレスゾーンゼロ』はPC(HoYoPlay/Epic Gamesストア)/PS5/Android/iOS向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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