『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』アプデでまさかの新機能「お気に入り」システム実装。カリモノリスト肥大化問題がついに解消

任天堂は6月4日、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』に向けてアップデートを実施。明日発売の迫るNintendo Switch 2（以下、Switch 2）に向けたアップデートながら、Nintendo Switch（以下、Switch）版も含めて遊びやすさを向上させる新機能も追加されている。

本作は、Switch向けに2024年9月26日に発売されたアクションアドベンチャーゲームだ。任天堂と株式会社グレッゾ（GREZZO）が共同で開発を手がけた。本作の舞台となるのは謎の裂け目が生じ、人々を飲み込む「神隠し」が発生したハイラル。リンクもまた裂け目に飲み込まれてしまい、ゼルダ姫が主人公として冒険を繰り広げる。

ゼルダ姫は冒険において、妖精トリィから受け取った不思議な杖「トリィロッド」を手に“カリモノ”の力を駆使。テーブルや木箱といったさまざまなオブジェクトを借りて、いつでもどこでも呼び出せるシステムが特徴だ。また倒した魔物をカリモノにすることも可能。さまざまな特性をもつオブジェクトや魔物を呼び出し、組み合わせながら攻略を進めていくのだ。

今回任天堂は、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』にて主にSwitch 2向けのアップデートを実施。本作を明日発売のSwitch 2でプレイすると、ディスプレイや解像度が高いテレビ・モニターにて、よりくっきりとした表示になるという。また「HDR（High Dynamic Range）」にも対応し、Switch 2のディスプレイや、HDRに対応するテレビ・モニターでは、映像の明暗やあざやかさがより豊かに表現される。

さらに『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』ではSwitch 2とSwitchの双方に向けたアップデートも実施された。まずゲームを快適に遊べるように、いくつかの問題が修正。そして新たにカリモノリストに「お気に入り」機能が実装された。

お気に入り機能は、カリモノを30個以上覚えているときに利用可能。カリモノリストに、お気に入りした任意のカリモノだけを表示できるようになる。お気に入り登録はカリモノリストのほか、図鑑からも可能だ。

本作では覚えたカリモノが増えるにつれて、リストも肥大化していく。各種ソート機能も用意されていたものの、特に普段あまり使わないカリモノを探すときなどは煩雑な操作を求められていた。Switch 2向けのアップデート実施のタイミングで、そうした仕様がついに改善された格好だ。

ちなみに本日には本作を含む19タイトルに向けてSwitch 2向けアップデートが実施された（関連記事）。ただ少なくともパッチノートを見る限りは、Switch 2向けの新機能対応を除けば、ゲーム内に新システムが実装されたのは『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』のみ。これから本作を遊び直す、あるいは新たにプレイする際に嬉しい新機能となりそうだ。

『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』はNintendo Switch向けに発売中だ。