Nintendo Switch『イース・メモワール -セルセタの樹海-』発表、5月22日発売へ。PS Vita向け作品に新機能追加し、グレードアップして登場

日本ファルコムは2月14日、『イース・メモワール -セルセタの樹海-』を発表した。Nintendo Switch向けに、5月22日発売予定。通常価格は税込4840円となっている。『イース セルセタの樹海』をベースに新機能などを追加し、大幅なアップグレードを遂げたバージョンとなるそうだ。

オリジナルの『イース セルセタの樹海』は、2012年にPlayStation Vita向けに発売された、『イース』シリーズのアクションRPGである。同作の主人公であるアドル・クリスティンは、稀代の冒険家だ。同作で彼は、地元の人間も滅多に足を踏み入れない「セルセタの樹海」へと出発。それから数週間後、アドルは記憶喪失になってしまっていた。魔の領域と呼ばれるセルセタの樹海で何があったのか。なぜ一切の記憶を失ったのか。アドルは真相を確かめるため、再び樹海へ出発。冒険の軌跡とともに、古代文明の謎が徐々に明かされていく。

禁断の地での冒険は、アクションRPGとして展開される。バトルでは、自動的に新たなスキルを習得するひらめきシステムや、回避成功時に敵の動きがスローになる仕組みなどが搭載。プレスリリースによると、同作は後の『イースⅧ -Lacrimosa of DANA-』や『イースⅨ-Monstrum NOX-』のシステムの基礎を築いたという。また同作は発売後、Steam版やPS4向けの『イース セルセタの樹海：改』など、移植版も発売。Steam版のユーザーレビューでは、記事執筆時点で799件中92％の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

『イース・メモワール -セルセタの樹海-』では、『イース セルセタの樹海』がHDリマスターおよび新機能の追加によってグレードアップを遂げているという。新機能としては、ゲーム内すべてのBGMに新規アレンジVerが追加。オリジナル版の楽曲と新規アレンジ版の2タイプはいつでも切り替え可能となっており、別バージョンをプレイ済みでも新鮮な気持ちでプレイできるそうだ。フルHDリマスターや高音質化、BGM切り替え機能などを搭載したNintendo Switch向けの移植版となるのだろう。

『イース・メモワール -セルセタの樹海-』は、Nintendo Switch向けに5月22日発売予定だ。通常価格はパッケージ/ダウンロード共に税込4840円。パッケージ版には永久特典としてリバーシブルジャケット、初回特典として新規アレンジBGMを全曲収録したオリジナルサウンドトラックが付属する。またダウンロード版では、予約開始から5月21日23時59分までの期間、10％オフのセールが実施予定となっている。