妖怪収集・編成RPG『妖怪バスター ナビ之介』発表、2026年発売へ。GBA向けお蔵入りタイトルが、現代向けアレンジでNintendo Switch向けに蘇る

KOHACHI STUDIOは6月12日、『妖怪バスター ナビ之介』を発表。2026年にNintendo Switch向けにリリースされる予定だ。

KOHACHI STUDIOは6月12日、『妖怪バスター ナビ之介』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、2026年発売予定。発表にあわせて公式サイトなどが公開されている。

『妖怪バスター ナビ之介』は、妖怪たちを封印して仲間にしながら各地の妖怪事件を解決していく、妖怪をテーマにした2DピクセルアートRPGである。本作の舞台となる架空の古代日本では、妖怪たちがはびこり各地で事件を起こしていた。メインキャラクターのナビ之介は、陰陽術で作られたからくり陰陽師だ。プレイヤーはナビ之介と共に、妖怪たちの存在する古の日本を冒険。各地の妖怪たちを仲間に加えながら、妖怪たちの起こす事件を解決していく。古代日本での妖怪騒動が描かれるようだ。

本作の古代日本には、各地に大勢の妖怪が潜んでいる。プレイヤーとナビ之介は彼らを見つけ出し、バトルに勝利して封印。仲間にすることで冒険を進める。具体的な妖怪としては、神通力を得た狐の妖怪センコ、人間の恨みが集まってできた巨大ガイコツ妖怪ガシャドクロ、鞍馬山に住む大天狗クラマテングなどが登場。妖怪たちには5つの属性があり、それぞれ固有の技も用意されている。

またプレスリリースによると、バトルはターン制のオートバトルとされている。要素としてはサポート札による援護が可能。式神システムを活用した戦略的なターン制バトルが繰り広げられるという。本作では150種類以上登場する個性的な妖怪たちを収集・編成して、和風ファンタジー世界の騒動に立ち向かっていくわけだ。

本作は、石黒しなの氏による国内のゲーム開発会社KOHACHI STUDIO(コハチスタジオ)が手がけている。同氏の過去作としては、『メルヘンフォーレスト』をリリース。スタジオとしては、2DアクションSTG『Black Finger JET』が開発中となっている。

本作『妖怪バスター ナビ之介』は、もともと2000年代初頭に制作されていた作品なのだという。同社所属のクリエイターakio氏のポストによれば、当時同氏を含めた『メタルスラッグ』シリーズの開発チームが、ゲームボーイアドバンス向けに制作。完成していたものの、諸事情によりお蔵入りとなってしまったそうだ。今回はそんな『メタスラ』開発チームの幻の最後の作品を、akio氏率いるチームが現代向けに再構築。関係各所との権利処理を踏まえ、KOHACHI STUDIOが正式にIPを保有して開発が進められているそうだ。プレスリリースによると、当時のピクセルアートや演出の魅力はできる限り保ちつつ、UIやプレイフィールを再設計。20年前に描かれた遊び心と熱量はそのまま、今に向けた冒険が繰り広げられるようだ。当時描かれたレトロなグラフィックなども特徴だろう。

妖怪バスター ナビ之介』は、Nintendo Switch向けに2026年リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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