『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』、なぜかオリジナル版よりファイルサイズが大幅に減る。グラ改修しコンテンツ追加してるのに
![](https://automaton-media.com/wp-content/uploads/2025/02/xenobladex-definitive-edition-20250207-327650-header.jpg)
任天堂からリリースされる『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』について、以前よりオリジナル版であるWii U版『ゼノブレイドクロス』から容量が削減されたことが明らかとなっていた。しかし今回、それよりさらにファイルサイズが減少していることが報告され、話題となっている。
本作は、2015年にWii U向けに発売された『ゼノブレイドクロス』の決定版だ。当時配信されたDLCのコンテンツも収録される。Nintendo Switch向けに3月20日に発売予定。本作の舞台となるのは、未開の惑星ミラ。異星文明同士の戦闘に巻き込まれ地球を失った人類は、放浪の末に辿りついたミラで生きることを決意し、新たな拠点ニューロサンゼルス(NLA)を作り上げた。プレイヤーは、地球を脱出した人類のひとりとしてブレイドと呼ばれる民間軍事組織に加わり、NLAを拠点に各地の調査をおこなう。
本作のファイルサイズについては、マイニンテンドーストアの同作ストアページで確認できる。同作発表当初は15GB程度であると確認されていた。そして今回ストアページが更新。13.4GBへとさらに減少したことが判明した。
そもそもWii U版『ゼノブレイドクロス』では、ダウンロード容量が約23GBとなっていた。同作プロデューサーを務める川畑真吾氏が、「一時期は1枚に収まらないんじゃないかという懸念すらあった」と述べた通り、Wii Uで用いられた光ディスクの容量上限であるところの25GBに肉薄する、大型ソフトであったわけだ。
![](https://automaton-media.com/wp-content/uploads/2025/02/xenobladex-definitive-edition-20250207-327650-001.jpg)
一方Nintendo Switch向けに登場する『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』では、バトルにおける新要素「クイックリキャスト」などが追加。それだけではなく、日本刀のような武器を携えた新型ドール「フレスベルグ」、新キャラクターとして登場するニール・ネール、新フィールド「浮遊大陸」など、追加要素がてんこ盛りになって移植されている。3Dモデル含めグラフィックも一部改修されていることが確認されている。それにもかかわらず、約7GBもの容量削減を達成。「中身は増えたのに容量は減る」という事態に、発表当初は驚きをもって迎えられていた。
さらに今回、nariki氏の報告により、本作のダウンロードに必要な容量が15GBの予定から、13.4GBへと減少したことが明らかになった。本作が発表されてからさらに追加で2GB弱の容量削減となったかたち。つまり、オリジナル版から計12GBほど減っているわけだ。度重なる最適化ぶりに、ユーザーからは再び驚きの声が寄せられている。
なおNintendo Switch向けにWii Uタイトルなどが移植されるにあたって、数々のタイトルが驚異的な容量の削減がされるケースはままある。たとえば『ドンキーコング トロピカルフリーズ』では、Wii U版は11.3GB、Nintendo Switch版は6.6GB。ほかにも『ベヨネッタ2』ではWii U版が14.6GBのところ、Nintendo Switch版では12.4GBと減少している。
こうした容量減少については、移植による最適化、圧縮技術の全体的な向上や、ディスクからカートリッジへの媒体の変化といった要素も考えられるだろう。とはいえ、DLC同梱かつ、新フィールドすら追加された状況で、実に12GB近くの容量を削減したことは興味深い。「内容は増えたのになぜか容量は減った」というギャップが、人々の驚きを呼んだようだ。
『ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション』は、Nintendo Switch向けに2025年3月20日発売予定だ。
【UPDATE 2025/2/7 13:55】
ユーザー報告に関する情報を追記