『鳴潮』の新キャラ「ユーノ」、突如公式から“消える”。空白の数日間を経て復活する謎、何が起こっているのか

『鳴潮』の新規プレイアブルキャラクターであるユーノが、本作の公式Xアカウントをはじめとする各種SNSのヘッダーに再登場したことが話題となっている。

鳴潮』の新規プレイアブルキャラクターであるユーノが、本作の公式Xアカウントをはじめとする各種SNSのヘッダーに再登場したことが話題となっている。というのも、従来では公式Xアカウントなどのヘッダーには最新バージョンのキービジュアルが用いられているが、ここ数日はあえて“ユーノの姿が消えた”状態のヘッダー画像に差し替わっていたからだ。

『鳴潮』は、基本プレイ無料のオープンワールドアクションゲームだ。プレイヤーは長い眠りから目覚めた「漂泊者」となって、世界各地を旅しながら仲間たちと「悲鳴」と呼ばれる災いを乗り越えていく。またプレイアブルキャラクターは「集音」と呼ばれる、いわゆるガチャで入手する。

ユーノはVer2.6で実装された最上位レアリティ星5のキャラクターだ。ユーノの属性は気動。使用武器種は手甲で、ユーノのモチーフ武器である「万物を書き留める月相」も限定ガチャに登場している。大胆な足技もユーノの特徴で、いわゆる必殺技発動時の演出は彼女の足にフォーカスしたものだ(関連記事)。ユーノは仲間の重撃ダメージを大幅に強化できるスキルをもっているため、Ver2.6前半で実装された重撃ダメージを主体とするオーガスタと相性がいいキャラクターとなっている。

Ver.2.6配信後、当初は公式XアカウントやYouTubeチャンネルなどのヘッダーのキービジュアルにユーノも描かれていた。しかし突然そうしたヘッダー画像からユーノは姿を消すことに。なぜユーノがヘッダーから消えたかというと、それは最新のストーリー展開と密接に関わっている。優れた予言能力を持つユーノは、Ver2.6前半のストーリーで主人公に積極的に手を貸してくれた。あまりに強すぎる代償としてユーノはほかの人間の記憶から消えてしまい、まるで最初から存在しなかったかのように扱われてしまう。Ver2.6前半のストーリー終盤では存在の抹消という恐怖にさらされながらもユーノは主人公を助け、「主人公だけは自分のことを忘れないでいてほしい」と伝えていた。

これにあわせて、各種SNSアカウントのヘッダー画像からもユーノが抹消されたかたち。さらに公式Xアカウントからはカメラに向けて微笑むユーノの姿や青空の下でこちらを振り返るユーノの姿が収められた写真が投じられ、プレイヤーの喪失感をいっそう引き出す投稿がおこなわれていた。

Ver2.6前半のストーリーではユーノは自尊心が高く生意気なところもあるが、主人公にはわりと素直に好意を示してくれることもあった。そうしたユーノを知っているだけに、彼女が消えてしまう展開はプレイヤーに衝撃を与えていただろう。あわせてユーノがキービジュアルからも抹消されるという大胆な演出もおこなわれ、ユーザーの間で大きな話題となっていた。

一方、2025年9月17日にVer2.6後半のストーリー「第九幕・今宵は月の手のもとに」が配信されたことに伴い、ユーノは各種公式SNSのヘッダーに再登場することとなった。Ver2.6後半のストーリーではユーノのことを唯一記憶している主人公が、彼女を救う冒険に出る。作中の流れにあわせて、ゲーム外でも連動してユーノの喪失と復活を象徴する演出がおこなわれたかたちだ。

本作は運営型タイトルであり、ゲームのプレイとあわせて各種公式SNSアカウントを目にしているプレイヤーも多いだろう。ストーリーへの没入感がいっそう高まる施策といえるかもしれない。主人公とユーノにまつわるストーリーがどのように展開されていくかについては、2025年9月17日配信されたVer2.7後半の潮汐任務「第九幕・今宵は月の手のもとに」をプレイしよう。『鳴潮』はPS5/iOS/Android/PC(Windows/Steam/Epic Gamesストア)向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Ryuichi Kataoka
Ryuichi Kataoka

「ドラゴンクエストIII」でゲームに魅了されました。それ以来ずっとRPGを好んでいますが、おもしろそうなタイトルはジャンルを問わずにプレイします。

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