クトゥルフ教団街づくりゲーム『Worshippers of Cthulhu』Steamにてたちまち大好評。信仰を集めて怪物を召喚、捕らえた人間で“儀式”したり“再教育”したりする邪悪島開拓シム


パブリッシャーのCrytivoは10月21日、Crazy Goat Gamesが手がける『Worshippers of Cthulhu』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく好評を集めている。

『Worshippers of Cthulhu』は、作家H.P.ラヴクラフト氏が手がけた「クトゥルフ神話」の世界観をもつ、街づくりシミュレーションゲームだ。プレイヤーはクトゥルフを崇拝する信者たちを率いてとある孤島を開拓し、儀式をおこないながらほかの島を征服していく。


本作にはいわゆる通貨の概念は存在せず、代わりのリソースとして信仰が存在している。信仰は労働力でもある信奉者たちがそれぞれ産出しており、欲求を満たすことで生産量が上がっていく。多様な食料や衣服、神殿といったものを供給し、人々の暮らし向きをよくすることで信仰を獲得。建設や儀式などをおこなって消費していくかたちとなる。

儀式はさまざまな種類が用意されており、たとえば貢ぎ物を捧げることで新たな施設をアンロックできたり、新たな信奉者を海の向こうから招いたりといったことが可能。また労働者の適職を変える儀式も存在しており、同儀式をおこなう際にはプレイヤー自ら、刃物で村人の背中に記号を刻み込んでいくことになる。定期的に儀式をおこなうことで人々の狂信度が上がっていき、街全体に有利なバフが得られる。

そのほか、特定の儀式で血を捧げることで、ホラーと呼ばれる怪物を召喚することが可能。ホラーは一定時間自由に操作することができ、ほかの島を襲撃することができる。島の軍船や防衛拠点をすべて破壊すると島を征服したことになり、住人を捕虜や生贄にしたうえで、新たな島で建設をできるようになる。島にはそれぞれ独自の資源などが存在しており、また捕虜にした住人は再教育キャンプにて信奉者へ変えることが可能。そうして教団の勢力を拡大し、旧支配者の威光を世に知らしめていくのだ。


本作はSteamにて10月21日に早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約170件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。クトゥルフ神話をモチーフとした世界観などが好評を得ている。またレビューでは、邪悪な儀式を思う存分遂行できるのが楽しいとする声のほか、街づくりゲームとしてしっかりと作られているとして評価する意見も複数見られる。クトゥルフ神話のファンからの好評レビューが多く見られ、世界観にどっぷり浸れるシティービルダーとして好評を集めているかたちである。

ちなみに本作の早期アクセス期間は一年間を予定。現時点でコアとなるゲームプレイは一通り用意されており、それぞれ独立したふたつの章が存在している。今後はサンドボックスモードや新章など、順次新たなコンテンツを追加していく予定とのこと。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるという。

『Worshippers of Cthulhu』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、11月5日まで10%オフとなる税込2520円で購入可能だ。