滅亡世界レストラン経営ゲーム『World End Diner』“約500回のアプデ”を経てとうとう正式リリース。人なき世界で食材調達、多種多様な料理を動物たちに振る舞う
国内デベロッパーのアンディーメンテは2月3日、『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』(以下、World End Diner)を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は、人類滅亡後の世界最後の島を舞台とするレストラン経営ゲームだ。プレイヤーはロボットとして森でダイナーを営業し、島に暮らす動物とロボットたちに料理を振る舞っていく。Steamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で367件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている作品だ。
本作ではダイナーのレベルを上げてさまざまなスキルツリーを開放し、スキルポイントを消費して料理や能力を習得していくことが可能。クラフトしたり、錬金術を用いたり、新たな設備を導入したりとできることも増えていく。最初はシンプルだったダイナーの設備を拡張すれば、バーガー、ホットドッグといったアメリカンダイナーの定番メニューを含め、多種多様な料理を島の住民たちに提供できるだろう。お店のテーブルや椅子の配置、飾り付けもおこない、自分好みのダイナーを作るのだ。
なおプレイヤーがダイナーを開店するタイミングは任意であり、休みをとって島を探索することも可能。島を巡り木の実やハーブといった食材を得て、料理の材料にできる。なお島には滅亡した人類の遺物もみられ、ミステリアスな世界観も持ち味となっている。
本作は2021年6月に早期アクセス配信開始。3年半以上の早期アクセスを経て、このたびついに正式リリースに至った。Steamの公式ニュースによると、早期アクセス配信期間中には小規模アップデートを含め500回以上のアップデートがおこなわれてきたそうだ。たとえば当初はダイナーレベル10が最大であったところ、レベル30に上限に引き上げ。あわせてアンロック可能な多種多様な要素も実装されてきた。
アンディーメンテは多くのアップデートを続けられたのはプレイヤーのお陰だとして、感謝のコメントを綴っている。正式リリースにあたっては“ささやかなアップデート”も実施。レベル30に到達後、司書ロボットに話しかけることで「最後のクリプト図書」がアンロック可能となったそうだ。
ちなみにアンディーメンテは、現在新作『Sky End Market』を開発中。同作では人類滅亡直前の“地球最後の地”が舞台になり、スーパーマーケットを経営して肩を寄せ合うように生きる人々とロボットと動物たちに商品を提供するゲームになるそうだ。2月28日にPC(Steam)にて早期アクセス配信開始予定で、早期アクセス期間としては1年間を予定しているとのことだ。『World End Diner』と『Sky End Market』には舞台設定に共通点も見られ、どのような作品となるのか注目されるところだろう。
『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』はPC(Steam)向けに配信中だ。