Windows 11でついに「縦タスクバー」復活へ。「Windows Update」の“勝手に再起動”などいろいろ改善、まずはテスト実装から

Microsoftは3月20日、Windowsの今後の改善計画を発表した。

Microsoftは3月20日、Windowsの今後の改善計画を発表した。発表された調整項目は、Windows Insider Program参加者向けのプレビュービルドを通して年末にかけて公開され、その一部は今月から4月にかけて展開されるという。

Windows Insider Programは、Windowsの新機能や更新プログラムをいち早く試し、Microsoftへフィードバックを送ることができるユーザー参加型プログラムだ。開発の段階により4つのチャネルに分けてビルドが提供される。

今回Microsoftは、Windows Insider Blogにて「Our commitment to Windows quality(Windowsの品質に対する取り組み)」と題した発表をおこなった。コミュニティのフィードバックに基づき、Windowsの具体的な改善計画が項目ごとに示された。

まず、システムやアプリのパフォーマンス改善が掲げられた。基本となるメモリ効率の向上によって作業により多くのメモリを割り当てられるようになるそうだ。またWindowsの中核となる機能を「WinUI 3」フレームワークに以降することで、操作の遅延を減らす方針をとるようだ。

次に、タスクバーのカスタマイズ機能が強化されるという。具体的には、タスクバーの位置を画面上部に配置したり、左右に縦向きに配置したり、また小型化したりすることができるようになる。タスクバーの位置やサイズの変更については、Windows 10やWindows 7など、過去のWindows OS(オペレーティングシステム)においては実装されていたものの、Windows 11では仕様が大きく刷新され、これらのオプションは消滅していた。Microsoftによれば、この機能の復活はユーザーからもっとも多く寄せられた要望とのことだ。

さらに、Windowsに標準搭載されているAIアシスタント「Copilot」について、OSに統合される場所や方法が見直されるようだ。その一環として、Copilotの不要なエントリーポイント(プログラムが呼び出される箇所)を削る予定で、まずは「Snipping Tool」「フォト」「メモ帳」などのアプリから取り組み始めるという。

ちなみに、「メモ帳」を巡っては今年2月に、リモートコード実行の恐れがある脆弱性「CVE-2026-20841」が報告されていた。この脆弱性自体はマークダウン機能に由来するものであり、現在は修正済みだが、当時一部ユーザーの間では、OSの標準アプリに余計な機能を実装するべきではないといった議論にも発展していた。今回のCopilotに関する調整点は、そうした懸念に応える意味もあるのかもしれない。

また、Windows Updateのタイミングを制御するための機能が拡充されるという。デバイスの初期設定の際のアップデートをスキップしたり、アップデートをインストールすることなく再起動やシャットダウンをおこなったりができるようになる。予期せぬタイミングでインストールが走ってしまうといったケースが減りそうだ。なおデバイスの再起動は原則月1回となり、希望するユーザーは新機能や修正プログラムを早く受け取れるという。

そのほか、「エクスプローラー」や「ウィジェット」などの機能も改良され、Microsoft Insider Program自体にも変更が加えられる予定だ。なおこれらの調整項目はWindows Insider Program参加者向けのプレビュービルドを通して年末にかけて公開され、その一部は今月から4月にかけて展開されるという。テストの中で仕様が変更される可能性もあるが、まさに待望ともいえる機能も多く含まれており、それぞれ正式実装されることに期待したい。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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