Windowsが“無限ブルースクリーン”になる不具合が世界規模で発生、ゲーム開発者も巻き添えに。CrowdStrike(クラウドストライク)のセキュリティソフトアプデにより


本日7月19日の昼ごろから、Windowsを搭載するPCにていわゆる「ブルースクリーン」が表示されWindowsが異常停止したという報告が、世界規模で寄せられている。CrowdStrike社のセキュリティソリューションが原因とみられている。

朝日新聞がマイクロソフトの日本法人に確認したところ、そうした状況を同社も確認しているという。現在対応が検討されているとのこと。


今回の不具合を引き起こしているとみられるのはCrowdStrike社のセキュリティソリューション「Falcon Sensor」だ。同ソリューションのアップデートにより、ドライバー内のファイル「csagent.sys」が原因となってブルースクリーンを引き起こしている模様。

不具合は世界規模で発生しているようで、ゲーム業界人も被害報告をおこなっている。たとえば有限会社ソラの代表取締役を務める桜井政博氏は本日14時ごろ、(同社内の)一部PCでブルースクリーンが発生したと報告している。


ほかには本日より京都府みやこめっせにて開催中のゲームイベント「BitSummit Drift」にて対戦ゲーム『Jerry Troops』(関連記事)を出展しているゲームクリエイターのわけん氏も、イベントの最中に不具合が発生したと報告。さいわいローカル画面分割対戦できる機材も用意していたそうで、事なきを得ているようだ。


世界中で発生しているCrowdStrike社の「Falcon Sensor」によるとみられるトラブル。不具合をきたすとブルースクリーンと再起動のループに陥るといい、再起動を続けるだけでは対処できない状況のようだ。なおCrowdStrike社は“応急処置”ともいえる対応手順を公開しており、Windowsをセーフモードで起動し、所定の手順をおこなうことで対処可能とのこと。ただし、主に企業単位で導入されるソリューションのため、個人の端末以外での対処は、管理者の指示に従うべきだろう。詳しくは同社の公式サポートページを確認されたい。