いわくつきの山脱出サバイバルホラー『Whisper Mountain Outbreak』正式発表。マルチプレイ対応、『バイオハザード アウトブレイク』などに影響受けた見下ろしアクション

Toge Productionsは1月18日、『Whisper Mountain Outbreak』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売時期は2025年第3四半期となるようだ。また、本作は日本語表示に対応予定となっている。本作は協力マルチプレイ対応の斜め見下ろし型サバイバルホラーゲームだ。

Toge Productionsは1月18日、サバイバルホラーゲーム『Whisper Mountain Outbreak』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発売時期は2025年第3四半期となるようだ。また、本作は日本語表示に対応予定となっている。

『Whisper Mountain Outbreak』は、協力マルチプレイ対応の斜め見下ろし型サバイバルホラーゲームだ。時は1998年。ビシック山の鉱山で作業中、地下深くに眠っていた遺跡が目覚め、古代の呪いが解き放たれてしまう。ビシック山は呪いの霧で覆われ、出ることが困難となったうえ、霧の中に怪物を目撃する。プレイヤーはソロプレイ、もしくはマルチプレイにて、呪いの霧で覆われてしまった鉱山、ビシック山からの脱出を図る。

ビシック山にはいくつかの荒廃した建物が点在。プレイヤーは建物を探索して資源や武器を集めることで怪物たちと戦う準備をする。呪いによって解き放たれた怪物たちは、プレイヤーたちを見ると一目散に襲い掛かってくる模様。バットやハンドガン、ショットガンなどを駆使し、怪物を撃退。体力が減ったらハーブを使うことで体力を回復する事ができる。また、拾った素材を組み合わせて道具を作ることも可能。ハーブを調合する事で回復量を増やすこともできるので、しっかりと建物を探索して素材を集めたいところだ。

また古代の呪いを解くためには、ビシック山にある謎を解明する必要があるという。建物にはいくつものパズルや鍵のかかった扉が用意されており、怪物たちと戦いつつも謎解きに取り組むことになる。なお建物内のメモを読むことや、住民と会話することでビシック山の過去を理解することも可能。謎多きビシック山の背景を知ることで、呪いを解くヒントも得られるだろう。

また、本作は協力マルチプレイ対応作品として、チームワークが重要になる模様。チーム内の情報伝達として、「会話ホイール」にて声を掛け合うことができ、自分の状況を手早く周囲に知らせることが可能となっている。広大な建物の探索や、パズルを解くパートが存在する本作にとって、会話ホイールを使った情報の交換と協力は重要だ。また、倒れた仲間を起こしたり、資源を渡したりすることもできる。物資の限りあるサバイバルを仲間と共に上手く生存するのだ。

本作は、『バイオハザード アウトブレイク』、『Left 4 Dead』、『サイレントヒル』といったサバイバルホラー作品に影響を受け、制作された作品。仲間と協力するというコンセプトや、霧に包まれるという設定は上述した作品の影響をうかがわせる。また、現在デモ版が配信されており、本作の内容を一足先に楽しむことができる。内容の説明や、影響された作品群を見て、気になった方がいたらぜひ遊んでみるとよいだろう。

本作を手がけるのは、インドネシアに拠点を置くデベロッパー、Toge Productions。『Coffee Talk』や、『A Space for the Unbound 心に咲く花』など、会話ベースのアドベンチャー作品が有名な同社。一方、近年は本作をはじめ、メック戦略ストラテジー『Kriegsfront Tactics』など、さまざまなジャンルの作品を制作している。本作は、同社制作としては珍しいマルチプレイ対応のサバイバルホラーとしてリリースされる予定。本格アドベンチャーを得意とする同社がどのようにサバイバルホラーを作るのかも注目したい。

『Whisper Mountain Outbreak』は、PC(Steam)向けに2025年第3四半期の発売を予定している。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

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