水中溶接作業ゲーム『Weldiver』発表、2025年第2四半期配信へ。水圧や体温管理、水中生物などの危険も迫る深海で、命がけのインフラ整備


インディーゲームスタジオのSOGA Studioは11月6日、水中溶接ゲーム『Weldiver』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページ表記によると2025年第2四半期より配信開始予定だ。ゲーム内表示は日本語に対応予定。

『Weldiver』は水中溶接作業員としての業務をおこなう、一人称視点で描かれるシミュレーションゲームだ。プレイヤーは水中溶接作業員として海洋構造物のメンテナスや修理などをおこなっていく。水中溶接作業は平均的な労働者よりも死亡リスクが高く、プレイヤーのサバイバルスキルと臨機応変な対応が求められるだろう。


『Weldiver』において、プレイヤーは水中溶接作業員としての業務に従事することとなる。海洋構造物は石油プラットフォーム以外にも、船や潜水艦などさまざまな種類が登場するようだ。プレイヤーは作業員として、インフラの整備、修理をおこなっていく。光ファイバーケーブルやパイプライン、電力線などの海底インフラの交換。水中での溶接、研磨、金属の切断なども業務の一環として組み込まれている。

水中溶接作業は海上での作業と比べて、より多くの危険が伴うようだ。水中圧による圧死、溺死、凍死のリスクがつねにプレイヤーを付きまとう。またトレイラー内ではプレイヤーがサメに襲われるシーンも確認できるため、水中生物たちの脅威にも注意しなくてはならないようだ。自らの身を守りながら業務を遂行しなければならないため、手に汗握るゲームプレイが期待できそうだ。


『Weldiver』の業務においては、水中でのガス漏れ、感電、通信途絶など、緊急事態ともいえる問題が発生することもあるようだ。そして孤独な水中作業では、プレイヤーの臨機応変な対応とサバイバルスキルが必要となる。次々に発生する問題に対処できるかが大事になってくるだろう。またプレイヤーはダイビング装備をアップグレードすることで、さらに深い深海での作業が可能となっていく。

本作を手がけるSOGA Studioは2名のゲーム開発者からなる、インディーゲームスタジオだ。発表にあたり『Weldiver』を手がけるkhai_simon氏は、海外掲示板RedditのIndieGamingのSub Redditにおいて本作の開発秘話を共有。本作は心臓発作により亡くなった元水中溶接作業員の友人を偲んで作られた作品であると伝えられている。亡き友人へ追悼の意を表す姿勢に、ほかユーザーたちからは励ましの声が送られている。


『Weldiver』は、PC(Steam)向けに2025年第2四半期に配信予定だ。Steamストアページ表記によると、本作は日本語表示に対応予定。