モンスター&属性フル活用RTS『Wartorn』発表。『バイオショック』『ボダラン2』など手がけたスタッフが贈るローグライクストラテジー
デベロッパーのStray Kite Studiosは1月16日、『Wartorn』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。2025年内に、早期アクセス配信でのリリースを予定している。
『Wartorn』はファンタジー世界を舞台としたシングルプレイ専用のリアルタイムストラテジーゲームだ。本作の主人公となるのは、故郷を追われた姉妹のYaraとElani。姉妹のいるTalaur諸島は、かつての戦争で荒れ果ててしまい、現在はさまざまな種族のモンスターが対立する危険な島となってしまった。プレイヤーは姉妹を操作し、さまざまな種族のモンスターを仲間にしキャラバンを結成。危険なTalaur諸島を横断し、先祖代々からの砦、Beynunを目指す。
本作の舞台となるTalaur諸島は、ゴブリンやエルフ、デーモン、ツリーフォークなどさまざまな種族が住まう土地となっている。プレイヤーはこれらの種族の分隊を募ってキャラバンを結成する。それぞれの分隊は異なる能力やアビリティを保有。分隊の位置取りや能力の相性、アビリティを使うタイミングが戦闘のカギを握るという。
戦闘は火、水、タール、植物、雷など、さまざまな属性の攻撃が行き交う戦略的かつ、瞬発力の必要なものになるという。また、水は火を消すだけでなく、植物の属性を持つユニットを回復させたり、タールは火を増幅させることができたり、水で濡れた隊列に雷を使って広範囲に攻撃したりと、複合的に属性を組み合わせることでより強い作用を起こすことが可能。分隊を選ぶ際、属性のことを考えるのも重要そうだ。
また、本作は、戦略的なRTSをベースに、戦うごとに変化が生まれる戦場や、キャラクターや分隊のアップグレードといったローグライク的要素を融合しているという。これによって作品のリプレイ性や、分隊編成の面白さなどをさらに引き立てるかたちとなる。また、シングルプレイ専用のRTSとして、ストーリーのルートも分岐する模様。こういった施策で作品を繰り返すたびに新鮮な感覚を味わえるという。
本作を手がけるのは、アメリカ・テキサス州ダラスに拠点を置くStray Kite Studiosだ。チームの中心人物となるPaul Hellquist氏は、『バイオショック』でリードデザイナー、『Borderlands 2』でクリエイティブ・ディレクターを担当するなど、数々の実績をもつ実力あるベテラン開発者。また、CEOであるShovaen Patel氏や、アートディレクターのPaul Slusser氏は、過去『Age of Empire』シリーズの制作を担当。数々の有名タイトルを手がけたベテラン開発者たちによって2021年に設立された新進気鋭のスタジオとなっている。
Stray Kite Studiosとしては、Gearbox Softwareと連携し『タイニー・ティナとドラゴンの城塞 ~ワンダーランズで一発限りの大冒険!』を制作。そのほか、『フォートナイト』上にてさまざまなミニゲームの制作など活動をしていた。本作はそんなStray Kite Studios初のオリジナルタイトルとして、2025年に早期アクセス配信にてリリースされる恰好となる。
本作の早期アクセス配信期間は不明なものの、長期にわたって展開することは想定していないという。正式リリースに向けては、コミュニティからのフィードバックをもとに、上位のユニットやボス、イベントやクエスト、ストーリーの真エンディングなどを追加する予定となっている。また、正式リリースとなるバージョン1.0配信の際には、価格を上昇させる予定とのこと。
『Wartorn』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに2025年内に早期アクセス配信にてリリース予定だ。