パブリッシャーのFocus Entertainmentは10月18日、Hutlihut Gamesが手がける『Void Crew』を、現地時間の11月25日に正式リリースすると発表した。同作は現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Void Crew』は最大4人協力プレイ対応の、宇宙船操縦アクションゲームだ。舞台となる世界では、人類は謎の侵略者ホロウと戦争中となっている。プレイヤーは宇宙船に乗り込み、一人称視点のクルーとして船内を奔走。船の操縦やタレットの操作などそれぞれの役割をこなしてホロウらと戦い、資源を集めて宇宙船を強化しながら、さまざまなミッションに挑んでいく。
本作のキャラクターはクラス制となっており、パイロット・ガンナー・エンジニア・スカベンジャーの4つのロールが用意されている。それぞれスキルレベルやパークなどが存在しており、プレイヤーは協力して宇宙船を操作。船の操縦やタレット操作のほか、攻撃を受けた場所の修理や船内システムの調整などをおこなっていく。またミッション内容によっては、船外に出て作業をおこなう必要も。人手が足りないときは、即興で複数の役割をこなすことも求められる。
宇宙船はアップグレードすることができ、ミッション中に集めた資源によって強化可能。船の設備はさまざま存在し、たとえばエンジンやシールドのほか、自動で近くの物体を打ち落とす迎撃ミサイルや、船外のアイテムを引き寄せて回収できる装置などがある。装置はそれぞれ電力を消費するため、必要ない設備は電源をオフにしながら、船のエネルギー供給量の範囲内で運営していくことになる。
本作はSteamにて2023年9月より早期アクセス配信が開始されていた。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2930件中88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビュー内容では、本作の基本的なゲームプレイを『Sea of Thieves』や『Barotrauma』といった作品になぞらえつつ評価する声が散見。やることが多く慌ただしい船の操作や、ロールごとに違った遊び方ができるバリエーションなどが好評を得ている。また宇宙船のアップグレード要素も評価されており、いろんなシステムを導入することで、船を強化しつつさらに操作を忙しくできるのが楽しいとする声も見られる。
そんな本作は早期アクセス配信以来、複数の大型アップデートが実施。ゲームバランスの調整や日本語表示への対応のほか、ボス敵の導入やローグライト風のエンドレスモードなど、新要素が追加されてきた。正式リリース時には新たなモジュールやミッションなどが追加されるほか、コミュニティから特に要望が多い要素が実装される予定であるという。
また現在Steamではセールがおこなわれており、セール終了後には定価が引き上げられる予定とのこと。Steamストアページの表記によると、セールは日本時間の10月22日までとなっている。本作に興味のある方は早めに入手しておくとよいかもしれない。
『Void Crew』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現地時間の11月25日に正式リリース予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。