ドット絵怪異調査ミステリー『都市伝説解体センター』体験版、Steamにて10月14日配信へ。“ネタバレ配慮”喚起ありの、しっかりボリューム体験版

集英社ゲームズは10月10日、『都市伝説解体センター』の体験版をSteamにて10月14日に公開すると告知した。本作は怪異・呪物・異界など都市伝説絡みの依頼を解決する、連続ドラマ形式のミステリーアドベンチャーゲームである。

集英社ゲームズは10月10日、『都市伝説解体センター』の体験版を10月14日に公開すると告知した。体験版はPC(Steam)向けに無料公開予定。同体験版では、ゲーム開始より約1時間半分の内容がプレイできるそうだ。

『都市伝説解体センター』は、怪異・呪物・異界など都市伝説絡みの依頼を解決する、連続ドラマ形式のミステリーアドベンチャーゲームである。本作に登場する「都市伝説解体センター」とは怪異や呪物、異界などの調査・解体を担う民営の専門機関だ。国内屈指の能力者である廻屋渉がセンター長を務めており、巷やSNSにあふれる都市伝説の現地調査やネット調査、千里眼による調査と収集がおこなわれているという。


主人公の福来あざみは、メガネを使って人間の念や場所の記憶などが視られる、都市伝説解体センターの新人アルバイトだ。本作で彼女は、センター長の廻屋渉と共に都市伝説絡みの依頼に関わる。新人バイトとして現地調査などを担当するうちに、怪異事件に巻き込まれていく。都市伝説絡みの事件と、怪異の正体と真実が新人バイトの視点から描かれる。


福来あざみは都市伝説解体センターの新人バイトとして、現地での聞き込みや状況証拠、SNSの書き込みなど都市伝説の調査をおこなう。具体的には第1話「闇から覗く目」では、女性の部屋に現れた謎の男について調べる。福来あざみは事件調査をとおして、男の正体や目的など、都市伝説の正体に迫っていくわけだ。また本作では、サイケデリックなドット絵と推理ミステリー風のシナリオによって、都市伝説絡みの事件が描かれる。ドット絵によるアニメーションなど、レトロ風ながらリッチな演出も本作の特徴だろう。

 


10月14日にSteamにて公開される体験版では、そうした本作の序盤がプレイできるという。プレスリリースによると、第1話「闇から覗く目」の内容の一部が、本編そのままの流れで遊べるとのこと。ゲーム開始からの1時間30分ほどで、本作の導入や都市伝説の絡む事件調査などが確認できるのだろう。イベントに試遊出展されていたバージョンよりも、長い範囲がプレイできるようだ。なおセーブデータの製品版への引き継ぎはできないとのこと。またSNSにゲーム内容を投稿する際には「※ネタバレあり」という表記や、fusetter(ふせったー)などを利用してネタバレに配慮してほしいそうだ。


本作は、国内のインディーゲーム制作チーム・墓場文庫が手がけている。過去作としては、ライト推理ADV『和階堂真の事件簿』シリーズを2020年9月より展開。追加シナリオを加えた『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』Steam版では、Steamのユーザーレビュー150件中78%の好評を得てステータス「やや好評」となっている。同シリーズは「1時間でクリアできる推理アドベンチャー」がコンセプトとされており、ユーザーレビューでは推理小説を読むような体験が評価につながっているようだ。


都市伝説解体センター』の体験版は、PC(Steam)向けに10月14日公開予定だ。また本作は、2025年2月にNintendo Switch/PC(Steam)向けに発売予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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