ドット絵・怪異調査ミステリー『都市伝説解体センター』無料体験版が“再公開”。製品版へのセーブデータ引き継ぎに対応する新バージョンに
集英社ゲームズは1月20日、『都市伝説解体センター』の無料体験版をSteamにて再公開した。同作は2月13日にPS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売予定。再公開された体験版は以前と内容は同じであるものの、製品版へのセーブデータ引き継ぎに対応した新バージョンとなるようだ。
『都市伝説解体センター』は、怪異・呪物・異界など都市伝説絡みの依頼を解決していく、都市伝説をテーマとした連続ドラマ形式のミステリーアドベンチャーゲームである。本作に登場する「都市伝説解体センター」は、呪いの箱や事故物件、異界といった都市伝説の調査・回収をおこなう、民営の専門機関だ。センター長の廻屋渉は、千里眼によって怪異の正体が見抜けるという日本屈指の能力者。同機関では現地やインターネット上での調査に加えて、千里眼によるさまざまな調査をおこない、都市伝説の収集がおこなわれているという。
主人公の福来あざみは、メガネを通して人間の念や場所の記憶などが視える能力者だ。本作で彼女は、都市伝説解体センターの新人バイトとして調査を進めるうちに、怪異事件に巻き込まれていく。都市伝説にまつわる事件と、怪異の正体や真実が新人バイトの視点から描かれる。
福来あざみは都市伝説解体センターの新人調査員として、現地での聞き込みや状況証拠の収集、SNS上の書き込みチェックなどをおこなう。第一話「闇から覗く目」においては、女性の部屋に訪れた謎の男について調査。物語や調査を進めていく中で、都市伝説の真相や怪異に遭遇した依頼者たちの過去へ迫るのだ。また本作では作中の世界を彩る、サイケデリックな色調のリッチなドット絵も特徴だろう。
今回Steamにて再公開された体験版は、製品版へセーブデータの引き継ぎが可能な新バージョンとなっている。第一話「闇から覗く目」の調査パートなど、約1.5時間分のゲームプレイが収録されているそうだ。
本作の体験版としては、2024年10月14日よりSteamにて、セーブデータ引き継ぎに対応していない体験版が期間限定で公開。今回の体験版と同範囲がプレイ可能とされており、Steamのユーザーレビューでは記事執筆時点で126件中94%の好評を得ていた。旧体験版は製品版へのセーブデータ引き継ぎには対応していなかったが、再公開版では内容はそのまま、セーブデータの引き継ぎに対応したわけだ。なお体験版の配信やSNSへの感想投稿時には、ネタバレへの配慮が求められている。
また本作体験版のSteamストアページによると、1月以降にアップデートされた体験版のセーブデータは製品版への引き継ぎが可能。10月に公開されていた体験版のセーブデータは引き継がれないものの、最新版へのアップデート後に再プレイすると引き継がれるそうだ。
なお本作は、国内のインディーゲーム制作チーム・墓場文庫が制作。過去作としてはライト推理ADV『和階堂真の事件簿』シリーズなどを手がけている。
『都市伝説解体センター』の体験版は、PC(Steam)向けに無料公開中だ。また製品版は、2月13日にPS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売予定。ダウンロード版の通常価格は税込1980円。またPS5/Nintendo Switch向けのパッケージ版は税込3740円で、店舗特典が付属。パッケージ限定版は税込6930円で、特製ボードゲームやオリジナルサウンドトラックなども付属する。