残酷ホラー『Until Dawn -惨劇の山荘-』リメイク版、発売目前に開発元にてレイオフ実施との報告。スタッフ複数名が発売を見ずにスタジオを去る

『Until Dawn -惨劇の山荘-』リメイク版の開発を担当するBallistic Moonにて実施されたレイオフを、一部元スタッフが報告している。10月4日の発売を目前に、対象のスタッフはスタジオを去ることになるようだ。

Until Dawn -惨劇の山荘-』リメイク版の開発を担当するBallistic Moonにて実施されたレイオフを、一部元スタッフが報告している。本作はPS5向けに10月4日に、PC(Steam /Epic Gamesストア)向けに10月5日に発売予定であり、リリースを目前に控えてのレイオフとなったようだ。

『Until Dawn -惨劇の山荘-』は、8人の若者が惨劇の一夜を過ごすホラーアドベンチャーゲームだ。オリジナル版はSupermassive Gamesが開発しPS4向けに2015年に発売。このたび発売されるPS5/PC版は、ゲームエンジンにUnreal Engine 5が用いられたフルリメイク版となる。開発を担当するBallistic Moonは、Supermassive Games出身者などにより設立されたスタジオだ。


今回、Ballistic Moonの一部元スタッフが、スタジオからレイオフされたことを報告し、海外メディアVG247などが報じている。レイオフを報告しているのはジュニアゲームデザイナーを務めたCassy Cornish氏やテクニカルデザイナーを務めたHarry Williams氏だ。Cassy氏はリモートワークにて1年以上にわたってUE5での開発を担当。またHarry氏はオフィス勤務で2年以上スタジオに勤務していたという。両氏ともに『Until Dawn -惨劇の山荘-』リメイク版の発売を約1か月後に控えたタイミングでのレイオフとなった。

なお本稿執筆時点でBallistic Moonでのレイオフについては、対象となったスタッフからの報告があるのみ。スタジオ側からは公表されておらず、レイオフの規模なども不明だ。


『Until Dawn -惨劇の山荘-』リメイク版の発売目前で一部スタッフに実施されたとみられるレイオフ。発売後の評判や売れ行きを見る前に、人員削減に踏み切られた格好だ。完成状態まで開発が進められているのであれば、タイミングとして区切りとなることもそうした経営判断に繋がった可能性もある。

とはいえ発売後に起こるかもしれない不具合など、サポート向けに十分な人員が残るかどうかは気になるところ。レイオフの規模も含めて、Ballistic Moon側の説明も待たれるところだろう。

Until Dawn -惨劇の山荘-』PS5版は10月4日に、PC(Steam/Epic Gamesストア)版は日本時間10月5日に発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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