いわく付き家ホラー『Unmourned』11月18日リリースへ。“怪奇現象ランダム発生”の屋敷探索、「正気度」管理しながら切り抜ける
デベロッパーのCodebros Studioは8月28日、ホラーゲーム『Unmourned』を日本時間11月18日にリリースすると発表した。

デベロッパーのCodebros Studioは8月28日、ホラーゲーム『Unmourned』を日本時間11月18日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Unmourned』は、一人称視点の探索アドベンチャーホラーゲームである。プレイヤーは新居に引っ越したばかりの男性ジェイソンとして、家に隠された秘密を探ることになる。新居と言っても、古めかしい雰囲気の広い邸宅である。ジェイソンが引っ越してくる以前にも人が暮らしていた中古物件だが、前の住人は謎の失踪を遂げていることが判明する。プレイヤーは不穏な超常現象が発生する中で、過去に何が起きたのかを明らかにしなければならない。

ゲームプレイではジェイソンを操作して探索することになる。移動は通常の歩行のほかに、しゃがんだ状態での移動や、やや速く歩くことも可能となっている。速歩き中には画面上部にスタミナを表すゲージが表れ、少しずつ消費される。ずっと速歩きはできない仕組みだ。通常の歩行時や静止した状態では少しずつゲージは回復していくので、ある程度は気軽に速歩きを使っても良さそうだ。
また、本作には正気度システムが存在する。ジェイソンは暗闇に留まり続けていると次第に正気度を失い、明るい場所にいると正気度を取り戻していく。正気度が下がると画面の右下に赤い円が現れ、だんだん円の中の血走った目玉がはっきりと表示されるようになる。この状態では周囲の超常現象はより強くなるとのことなので、できるだけ正気度を維持するのが重要となるだろう。ちなみに超常現象はランダムに発生する仕組みとなっており、ゲームプレイごとに新鮮な恐怖を味わえるだろう。
そのほか、ゲームが進行すると暗い場所でも行動できるようになる「ナイトビジョンカメラ」や、暗い場所でもはっきりとものを見ることができる「鮮明カメラ」といったアイテムも入手できるようだ。これはつまり、暗闇の中で行動しなければならない場面も存在するということだろう。開発者によれば想定プレイ時間は6〜10時間ほどで、プレイヤーの謎解きスキルや探索スキル次第で変わるとのこと。これだけのボリュームで、超常現象に遭遇せずに探索を終えることは難しそうだ。


本作を手がけるCodebros Studioは、ギリシャを拠点とするインディーゲームデベロッパーである。本作がSteamでリリースする初めての作品となる。同スタジオはAlexandros Kytras氏とChristos Kytras氏の2人兄弟で運営されており、プログラミング・デザイン・シナリオなどのすべての要素の制作を2人でおこなっている。数え切れないほどのホラー映画とゲームから着想を得て、単に恐ろしいだけでなくプレイ後にも忘れられない体験になるような作品を目指しているとのことだ。自分たちのスタジオを持つことが夢だという若き兄弟が送り出す野心作の今後に注目したい。
『Unmourned』はPC(Steam)向けに日本時間11月18日リリース予定だ。