Epic Gamesは11月13日、「Unreal Editor for Fortnite」(以下、UEFN)について、「一人称視点カメラモードの仕掛け」を用いて制作された島が米国時間12月11日に公開できるようになると告知した。この仕掛けは、今年10月に実験的機能として先んじて実装されていた(関連記事)。
UEFNとは『フォートナイト』上でプレイ可能なゲームを作成できるコンテンツ制作ツールだ。Epic Gamesによって2023年3月より展開されている。同ツールでは、たとえば『フォートナイト』内に存在しないアセットをインポートし、オリジナルの3Dモデルやサウンドなどを使うことができる。ほか独自のプログラミング言語「Verse」を用いた複雑なロジックの実装も可能だ。
Epic GamesはUEFNおよび『フォートナイト』に向けて10月1日にリリースしたv31.30にて「一人称視点カメラモードの仕掛け」を発表し、実験的機能として実装していた。機能としては、UEFNにおけるコンテンツ制作において、一人称視点のカメラを使用することが可能になった。ちなみに実装にあたっては、武器を両手で構えた際や、水泳、スカイダイビングの状況では三人称視点に切り替わるようになっている。
先述の通りこうした機能はあくまで実験的機能としての実装だったため、島などを制作しても今まで公開できなかった。それが今回、米国時間12月11日に一般に公開できるようになることが発表されたかたちだ。日本国内向けには時差の関係で、おそらく12月12日になるものと思われる。
一人称視点カメラモードの仕掛けを使って制作されたコンテンツは、同日よりクリエイターポータルにてコンテンツ審査に提出することが可能。各種コンテンツの承認が進んでいけば、一般のユーザーも『フォートナイト』上でFPSや一人称視点のホラーゲームなど、さまざまな遊びを楽しむことができるだろう。なお今回の実装もまずはベータ版としての実装とのことで、今後も問題の修正や動作の改善などがおこなわれていくものと見られる。