『フォートナイト』のUEFNで「FPS」が作れる機能がテスト実装。一人称視点コンテンツが製作可能に
Epic Gamesは10月1日、「Unreal Editor for Fortnite」(以下、UEFN)に向け、実験的機能として、「カメラモード:一人称視点」(First Person Mode Devices)を実装した。UEFNでFPSなど、一人称視点で繰り広げられるコンテンツを制作できるようになったという。
UEFNとは『フォートナイト』上でプレイ可能なゲームを作成できるコンテンツ制作ツールだ。Epic Gamesによって2023年3月より展開されている。同ツールでは、たとえば『フォートナイト』内に存在しないアセットをインポートし、オリジナルの3Dモデルやサウンドなどを使用可能。ほか独自のプログラミング言語「Verse」を使うことで複雑なロジックを実装することもできる。
Epic Gamesは『フォートナイト』およびUEFNに向け、v31.30をリリース。v31.30ではUEFNに向け、10月1日に「カメラモード:一人称視点」の機能を追加したと発表した。
本機能は、まずは実験的機能としての提供をおこなうとしており、年内をめどに、フィードバックを集めつつ、実験段階からベータへの移行というかたちでリリースを予定しているとのこと。そのため現時点ではコンテンツを制作できても、公開することはまだできない。
また本機能については、現時点ではいくつか制限が設けられている。両手武器を除くすべての遠隔武器およびバリスティックシールドが使用できるものの、リロードアニメーションはまだ用意されていない武器があるとのこと。また両手構え、水泳、スカイダイビングなどのアクションをおこなう際には、自動的にカメラが三人称視点に変化する。
UEFNにて、あくまで試験的に実装された一人称視点カメラモードであるが、この機能によって、クリエイターによるコンテンツ制作の幅はより広がっていくことだろう。なおv31.30では、「カメラモード:一人称視点」のほかに、プレイヤーのステータスを表示するUIのカスタマイズ機能がパワーアップするなど、さまざまな要素が追加されている。詳細については、公式のリリースノートを参照されたい。