Ubisoft、大阪とサンフランシスコのスタジオ閉鎖へ。『XDefiant』開発中止の巻き添えに
Ubisoftは12月4日、Ubisoft San FranciscoとUbisoft Osakaを閉鎖することを発表した。『XDefiant』の開発中止が背景にあるようだ。
Ubisoftは12月4日、Ubisoft San FranciscoとUbisoft Osakaを閉鎖することを発表した。またUbisoft Australiaについては活動が停止されるという。
今回、Ubisoftは公式サイトにて従業員向けの通達を公開。このなかでは今年5月にリリースされた基本プレイ無料のFPS『XDefiant』が開発中止となり、2025年6月3日にサービス終了となることが発表された。この決定により、『XDefiant』開発チームの約半数がUbisoft 社内の別のチームに移管するという。
そして今回の発表ではUbisoft San FranciscoとUbisoft Osakaが閉鎖され、シドニーに拠点を置くUbisoft Australiaは活動が停止されることも明かされた。サンフランシスコでは143名、大阪とシドニーでは134名のスタッフが解雇されることになるという。
このうちUbisoft Osakaは、Ubisoft Nagoyaを前身とするスタジオだ。Ubisoft Nagoya時代には、Ubisoft San Franciscoと共に『Petz』などを開発。名古屋と大阪にあった拠点が大阪に一本化されるかたちでUbisoft Osakaとなった。近年では『Rocksmith+』の開発をメインに手がけていたという(ファミ通.com)。
『XDefiant』の開発中止に伴って、複数のスタジオ閉鎖と停止が伝えられたUbisoft。延期を重ねて満を持してリリースされた『XDefiant』がサービス開始半年後で幕切れ告知が出たことで、携わっていたスタジオを含め、複数のスタジオに影響が及ぶようだ。