『アサシン クリード』一部シリーズなどのUbisoft製ゲームに、なぜかWindows 11の最新バージョンにてピンポイント不具合発生。マイクロソフトとUbisoftが連携して対応中

マイクロソフトは11月22日、Windows 11の最新バージョン24H2において、Ubisoftの一部ゲームをプレイする際に問題が発生することを発表した。問題が生じているゲームとしては、『アサシン クリード ヴァルハラ』や『スター・ウォーズ 無法者たち』など5作品が挙げられている。このうち『スター・ウォーズ 無法者たち』については、Ubisoftが緊急の修正（Hotfix）をおこない、引き続き修正に取り組んでいることも報告されている。

Windows 11のバージョン24H2は、本OSにおいて三度目となる年次の大規模アップデートだ。Windows Insider Programでの先行公開を経て、先月より一般ユーザー向けにも順次提供されている。現状ではWindowsのデフォルト設定での自動更新ではなく、システム設定の「Windows Update」から「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」設定をオンにすることで導入できるアップデートとなっている。

今回マイクロソフトは、そんなバージョン24H2における不具合報告ページを更新。このなかでUbisoft製の一部ゲームをプレイする際に問題が発生していることを報告した。該当するゲームとして挙げられたのは、以下の5作品だ：

『アサシン クリード ヴァルハラ』
『アサシン クリード オリジン』
『アサシン クリード オデッセイ』
『スター・ウォーズ 無法者たち』
『アバター：フロンティア・オブ・パンドラ』

これらのゲームは同環境での起動中、ロード中またはゲームプレイ中に、動作が止まる可能性があるとのこと。場合によっては画面が暗転することもあるという。まずは応急処置として、上述の5作品がインストールされているWindows搭載デバイスには、新たにバージョン24H2をインストールすることができないようになっているという。またUbisoftと連携しつつ、解決に向けて取り組まれているそうだ。

なお上述の5作品のうち、『スター・ウォーズ 無法者たち』についてはUbisoft側がすでに大型アップデート1.4.0にあわせてHotfixを実施。とはいえ依然としてパフォーマンスの問題が発生する可能性はあるそうで、より恒久的な修正に取り組まれているとのことだ。

ちなみにこうした不具合はWindows Insider Program　向けの先行公開当時からユーザーからの報告が寄せられており、今回マイクロソフトが既知の不具合として公式に発表した格好だ。なぜUbisoft作品のみで発生しているのかは明かされておらず、今後の動向も注目される。